“最後の一期生”櫻坂46・小池美波が卒業 「二人セゾン」「コンセントレーション」こだわりのセットリストに歓声

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櫻坂46の「Buddies感謝祭 2025」および「小池美波 卒業セレモニー」が20日、千葉・幕張メッセイベントホールにて開催された。本記事では、グループ最後の一期生である小池美波を送り出した卒業セレモニーの模様をレポートする。
【写真】「二人セゾン」「コンセントレーション」こだわりのセットリストでパフォーマンス 小池美波の美しいドレス姿も
「Overture」に続いてステージに登場した小池は深々と一礼すると、メンバーとともに自身のセンター曲「ソニア」からライブをスタートさせる。小池らしい繊細さとダイナミックさ、美しさが混在するパフォーマンスで観る者を魅了すると、続く「僕たちのLa vie en rose」では小池と井上梨名、武元唯衣、田村保乃、藤吉夏鈴、松田里奈、森田ひかる、山崎天という“一期生と二期生”という布陣で多幸感いっぱいの歌とダンスを届けた。
最初のMCでは小池が「(卒業セレモニーが)始まっちゃったら寂しいというのはあるんですけど、『僕たちのLa vie en rose』はレコーディングには参加していたもののパフォーマンスはこれが初めてだったので、披露できてうれしかったです!」と、一時休養に入っていたからこその喜びを口にする一幕も。石森璃花や遠藤光莉も小池とともに、最後に「ソニア」をパフォーマンスできた喜びを口にする。その後は小池と三期生による「本質的なこと」からライブは再開。この曲ではオリジナルセンターの遠藤理子と小池のダブルセンターで披露されるという特別な演出が用意されたが、2人の関係性を知るファンにはたまらないものがあっただろう。
また、小池と二期生による「コンビナート」では会場の空気も一変し、一気に熱が高まっていく。さらに、スクリーンに欅坂46時代のに収録されたであろう小池の映像が映されると、その流れから欅坂46の楽曲「コンセントレーション」が始まる。同曲を歌唱するオリジナルメンバーは小池と山崎の2人になってしまったが、2人は当時よりも成長した姿でこの楽曲を堂々と披露してみせた。
メンバー所有の秘蔵写真とともに小池との思い出を語っていくMCパートに続いては、「桜月」で場の空気を一変させる。出会いと別れの季節が描かれた歌詞は、今の小池とメンバーとの関係とも重なるところがあり、可憐さ極まる歌とダンスがエモーショナルさを強調することに。その流れから欅坂46の楽曲「二人セゾン」が始まると、客席からは歓喜の声が湧き起こる。小池をセンターに据え、二期生たちが周りを固めるこの編成は最初で最後。中盤での小池のソロダンス含む渾身のパフォーマンスに対して、オーディエンスはありったけの大きな声でエールを送り続けた。
その後のMCでは、今回のセットリストを小池が考えたことを明かし、中でも「『桜月』を初めて聴いたときから、なんだか『二人セゾン』とつながるところがあるなと感じていて。なので、『桜月』の最後で(守屋)麗奈ちゃんに振り向いてもらって『二人セゾン』とつながったらいいなと考えて」とこの2曲の並びに対するこだわりを明かした。また、「二人セゾン」の二期生ポジションも小池が考えたと公言し、「欅坂46のときに二期生が加入してきてくれて、一緒に活動した期間もあったので、二期生のみんなと一緒にこの曲をできてよかったです」と感極まりながら思いを明かした。
そんなしんみりした空気を切り裂くように、小池の「Buddies、最後に私に声聞かせろ!」の煽りから「何歳の頃に戻りたいのか?」に突入すると、客席の熱気は急加速。山崎と小池のダブルセンターという特別編成で、迫力が増したパフォーマンスを交えながら盛り上がりをピークにまで引き上げてライブ本編は終了した。