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緒形拳
出身地:東京都
生年月日:1937/7/20

緒形拳 出演映画作品

  • 長い散歩

    制作年:2006年12月16日(土)公開

    『少女』、『るにん』で映画監督としても高い評価を受ける俳優・奥田瑛ニ。彼の監督3作目は老人と少女の道行きを描くロードムービーだ。家庭を崩壊させた過去を背負う初老の男が、隣室に住む幼児虐待を受けた少女と旅に出る姿を、奥田監督は愛情深い視点で見つめていく。主演を務める名優・緒方拳の抑制された佇まいが心に残る1作だ。

  • 武士の一分〈いちぶん〉

    制作年:2006年12月1日(金)公開

    『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』に続く、山田洋次監督による藤沢周平原作の時代劇三部作の最終編。木村拓哉が、盲目の剣士・三村新之丞に扮し、“視覚”に頼らない凄まじい殺陣を繰り広げているのがスゴい。妻・加世を元宝塚歌劇団のトップスター・檀れい、新之丞が復讐を誓う宿敵・島田藤弥を歌舞伎役者の坂東三津五郎が演じているのも話題だ。

  • 砂の器〈デジタルリマスター〉

    制作年:2005年6月18日(土)公開

    今は亡き野村芳太郎監督が手がけた'74年の社会派サスペンスが、デジタル修正を施されニュープリントで登場。日本映画史を飾る不朽の名作がスクリーンに甦る。格段にクリアになった映像と音声の素晴らしさもさることながら、松本清張原作による人間の哀しき宿命を見つめた物語も心に染みる。

  • 隠し剣 鬼の爪

    制作年:2004年10月30日(土)公開

    『たそがれ清兵衛』で成功を収めた名匠・山田洋次監督が再び時代劇に挑戦! 究極の暗殺剣“鬼の爪“を修得した若侍が、使用人の娘とプラトニックラブを育みながら、親友との壮絶な果し合いに挑む姿を描き出す。『たそがれ…』とは双子のような設定の作品ながら、より賑やかな魅力を感じさせる秀作。

  • 魔界転生〈1981年〉

    制作年:

    島原の乱を起こすも、松平伊豆守信綱率いる幕府軍に敗れたキリシタン・天草四郎時貞が、魔界からよみがえり、呪文によって魔界衆を呼び出して幕府転覆の成就をはかる、という山田風太郎原作の伝奇ロマン。人形作家・辻村ジュサブローによる衣装と、デカダンな妖気を発散する沢田研二の金色の目が印象的。

  • 優駿 ORACION

    制作年:

    1987年吉川英治文学賞を受賞した宮本輝の小説を映画化。北海道の小さな牧場で生まれた1頭の馬。“オラシオン(祈り)”と名付けられたその馬が、競走馬として日本ダービーに出場するに至るまでを描く。監督はTV「北の国から」のフジテレビ・ディレクター杉田成道で、感動的な一編に仕上げた。クライマックスの日本ダービーでは、同年の実際のレース映像が使用されている。

  • OKINAWAN BOYS オキナワの少年

    制作年:

    沖縄本土復帰の決まった1970年。軍政下で少年時代を過ごした青年が東京に出てシナリオの勉強をしている。その少年期の回想と東京での生活を、詩情豊かに描く。沖縄出身の新城監督が第66回芥川賞受賞作を原作に、監督自身の過去と現在を投影させたデビュー作。

  • 制作年:

    五社英雄監督、宮尾登美子原作のコンビによる第3作。大正3年から昭和11年に至る、女衒を生業とする一家の骨肉相はむ争いを、五社監督独特の骨太なタッチで描いている。女衒の岩伍を演じる緒形はもちろんだが、妻の喜美に扮した十朱幸代の熱演が見どころ。

  • GONIN2

    制作年:

    5人の男たちの壮絶な戦いを描いて話題を集めたバイオレンス・アクションの第2作。今回は5人の女性を主人公に、バトルを繰り広げる。男に捨てられた蘭、人生に絶望した売春婦のさゆり、夫に浮気された志保、セクハラを受けた早紀は、新宿の宝石店で、中嶋組・ヤクザ3人の強盗現場に遭遇した。たまたま居合わせた彼女たちに店員のちひろが加わり、強盗から時価10億円の宝石を横取り逃亡。改装中のディスコに身を隠す。一方、中嶋組との借金問題で妻が暴行され自殺してしまった工場経営者の外山正道は復讐に燃えながら、妻が欲しがっていた猫目石の指輪を探していた。やがて5人の隠れるディスコに、暴力団の追っ手と外山が現れ……。公開時には、昼間はアニメを上映し、最終1回のみ上映するという方法を取り、話題を呼んだ。

  • 永訣〈わかれ〉

    制作年:

    舟木一夫が主演した純愛メロドラマ。山口県の萩中学に超秀才・牧人がいた。牧人は女生徒たちの人気者。けれど、彼が見染めたのは断崖で泣く戦争未亡人の夕子だった。夕子は亡夫の後輩の海軍士官に愛されていた。その寂しさを、牧人は戦時の猛訓練にぶつけるが……。

  • 陽暉楼

    制作年:

    五社=宮尾コンビによる2本目の作品で、土佐・高知の遊廓が舞台になっている。侠客の世界に生きる父と遊女となった娘との愛憎を中心に物語が展開される。五社監督のダイナミックな演出は、女同士が風呂場で切り合いの格闘をする場面などで発揮。

  • 野獣刑事〈デカ〉

    制作年:

    はみ出し刑事と、犯人として捕えた男、そしてその妻との三角関係を軸に、工藤監督がハードに描くアクション・ドラマ。ふだんは気が弱いが、覚醒剤を打つと人が変ったように暴力をふるう男を泉谷しげるが怪演している。後半のたたみかけるような展開に、息をのまされる。

  • ええじゃないか

    制作年:

    慶応2年、突然日本各地に起こった、欲求不満を踊りに爆発させながら“伊勢まいり”に向かうという“ええじゃないか”騒動。今村監督は、この下層庶民騒動をクライマックスに、江戸の歓楽街・両国に集う種々雑多な人間たちの群像ドラマを描こうとしている。弾圧する側に女たちが尻をまくってみせるシーンが話題になった。

  • 楢山節考〈1983年〉

    制作年:

    食糧不足のために、長男以外は結婚を認められず、70歳を過ぎた老人は子に背負われて、近くの楢山の頂きに捨てられなければならないという掟がある。山奥の寒村を舞台に、楢山の神様を信じ、捨てられることを神のもとに召されることだと喜び勇んでいる老婆と、母を捨てることに切なさを感じとまどう息子の姿を生類共棲、淘汰の自然観、運命観を込めて描く。1956年の中央公論新人賞に輝く、深沢七郎のデビュー小説の2度目の映画化。老婆役の坂本スミ子が、自らの歯を抜くなどして大熱演、1983年のカンヌ国際映画祭では、大島渚の「戦場のメリークリスマス」と激烈な争いを経て見事グランプリを獲得した。

  • 影の軍団 服部半蔵

    制作年:

    家光の死後、世継ぎ争いに揺れる徳川幕府の裏舞台で、実力者の下で影のように暗躍する服部家の忍者(上家と下家の二つの家系がある)と、甲賀軍団との死闘を描く時代劇。工藤栄一のダイナミックな演出、奇抜なコスチュームなど、徹底した娯楽性が面白い。

  • ピーター・グリーナウェイの枕草子

    制作年:

    若い頃に清少納言の随筆を読み、深い感銘を受けたというP・グリーナウェイ監督が、満を持して取り組んだ現代版『枕草子』。京都の旧家に生まれたナギコが、美しいファッション・モデルに成長する。両親の影響で書と文学に興味を抱くナギコは、ジェロームというイギリス人の理想の恋人と出会い、至福の時を過ごすが……。ヒロインが人間の肉体に筆を走らせ、愛と復讐のドラマを織り成していくという着想がユニーク極まりない異色作。シーンによってスクリーン・サイズを変えたり、画面内に別の小さなフレームを挿入するなど、グリーナウェイら

  • 北斎漫画

    制作年:

    絵師・葛飾北斎と友人の戯作者・滝沢馬琴の二人の交遊を長い年月にわたって追い、北斎の娘・お栄、馬琴の女房・お百、魔性の美女・お直の存在を絡めて描いた作品。15歳から70歳までを演じた田中裕子と、35歳から90歳までを演じる緒形拳が、ともに熱演。

  • 継承盃

    継承盃

    制作年:

    ヤクザものとは縁のなさそうな大森一樹を起用した、異色の東映ヤクザ映画。証券業界から転職した主人公の視点から、ヤクザ世界のしきたりをめぐる悲喜こもごもを企業ドラマを思わせる構成で、軽快に描いていく。元営業マンの才を生かして、金の取り立てに冴えを見せる吉成。まだ新入りの彼が、組長引き継ぎの儀式“継承式”を成功させるために奔走するハメになる。

  • 婉という女

    婉という女

    制作年:

    社会派の巨匠・今井正には珍しく、異常な状況下におかれた女の“性”にメスを入れた時代劇。家老であった父親の失脚と死により、狭い獄舎に幽閉された一家の物語。年頃を迎えるとともに苦悩となって現れる性的欲求や、外界への募る思いが力強く表現されている。

  • 火宅の人

    火宅の人

    制作年:

    長年温めていた企画を、深作欣二が思いのたけをぶつけて映画化。自らがファミリー・アクション映画というように、文芸作とは思えないほどのテンポとスピード感あふれる上質の人間ドラマとなり、興行的にも好成績を残した。先妻に先立たれた桂一雄は、ヨリ子を後妻に。けれども、子供が障害児になってから妻は怪しげな宗教に凝りだす。一雄は新劇女優の恵子の虜となりアパートで同棲するが、恵子の浮気のため喧嘩がたえない。東京を逃げ出した一雄は旅先で薄幸の女と知り合う……。放浪の作家・檀一雄の名作を雄大な風景をバックに撮影。

  • 復讐するは我にあり

    復讐するは我にあり

    制作年:

    直木賞を受賞した佐木隆三のノンフィクション小説を原作として、「神々の深き欲望」以来10年ぶりに今村昌平が手掛けたドラマ。原作が話題の作品だけに何度も映画化の話がもち上がり、黒木和雄はじめ何人もの監督が立候補。映画化権を射止めた今村昌平が満を持して演出し、高い評価を得た。5人を殺害したあと全国を逃走した男とその父の相剋を通して、人間の原罪と救済を問う物語で、犯罪心理がカミュの「異邦人」のような不条理なものとして描かれている。検閲によってカットされたシーンが多く、難解な印象を与えるが、ダイナミックな画面と緒形、三國のパワフルな共演は圧倒的。父子対面シーンは鬼気迫る演技。

  • 魚影の群れ

    制作年:

    本州最北端、下北半島の漁港・大間を舞台に、ある一人の頑固な漁師を中心に展開される骨太の人間ドラマ。彼が男手一つで育てあげた娘と、一人前の漁師になろうとする青年との愛憎を軸に、家出した妻との再会など多彩なエピソードを盛り込んで描く。相米慎二監督がアイドル映画ではない、大人のドラマに初挑戦した作品で、巻頭の海辺の長回しから、撮る対象と粘り腰で格闘する相米ワールドに引きずり込まれる。オール・ロケで撮影されたマグロ漁の場面は、魚影を捕えてから釣り上げるまでが記録映画のようにリアルタイムで描かれていて、海の男のドラマに広がりを与えた。父に近親愛を抱く娘に扮した夏目が、全身にエモーションをたぎらせ熱演。サブ・エピソードながら家出妻・十朱の落ちぶれ役の好演も光る。DVDは「夏目雅子 出演名作集 DVD-BOX」に収録。

  • ラブ・ストーリーを君に

    ラブ・ストーリーを君に

    制作年:

    白血病に冒された少女と、彼女を温かく見守る青年の純愛物語。古色蒼然たる企画だが、ゴクミの稚拙ながらも生意気ぶりを強調した演技、対照的に仲村トオルに受けの芝居をさせた澤井監督のきめの細かな演出が光る。脇役陣の充実ぶりも相まって、芯の通った感動作になっている。

  • 将軍家光の乱心・激突

    将軍家光の乱心・激突

    制作年:

    東映が久々手掛けた大型集団時代劇。徳川三代将軍の家光は、我が子・竹千代を亡き者にしようと刺客を送った。しかし竹千代には強者の用心棒7人が護衛につき、命を懸けて江戸へ連れ上ろうとする。千葉真一率いるJACのハード・アクションが全編に満載。千葉はアクション監督も務めている。用心棒の長を演じる緒形拳の好演が光る作品。時代劇に挑んだ織田裕二の怪演にも注目したい。

  • おろしや国酔夢譚

    おろしや国酔夢譚

    制作年:

    日本が鎖国をしていた江戸時代、嵐のためロシアに漂着した大黒屋光太夫ら一行。国に帰る手段を探るため、言葉を覚え生活になじんでいく彼らの行く手には想像を絶する冒険が待っていた……。井上靖の原作をもとにマリナ・ブラディなど国際キャストを得て壮大なスケールで描く大河歴史ドラマ。

  • 女衒・ZEGEN

    女衒・ZEGEN

    制作年:

    明治後期から昭和初期にかけて東南アジアを舞台に暗躍した女衒・村岡伊平次の半生を映画化した作品。伊平次は、香港の海賊に捕まっている日本人の娘たちを助け出したことから女衒を始め、やがて商売も繁盛し4つの娼館を経営するまでになる。重喜劇と評される今村独特のユーモア感覚にあふれる作品。「楢山節考」でもを撮影を務めた栃沢正夫が担当している。

  • 風林火山

    風林火山

    制作年:

    武田軍の名参謀・山本勘助の波乱の半生を描いた井上靖の同名小説を、時代劇の巨匠・稲垣浩が映画化した超大作。三船敏郎、中村錦之助、石原裕次郎とトップスターが勢ぞろいして大ヒットを記録した。三船プロの製作ということも話題を呼んだ。武田と上杉の川中島の戦いが一大クライマックスに。

  • 鬼畜

    鬼畜

    制作年:

    「ゼロの焦点」や「砂の器」など多くのヒット作を生み出した名コンビ、松本清張=野村芳太郎による作品。印刷屋の主人がよその女に産ませた3人の子供を引き取ることになる。ところが、妻の冷たい仕打ちで赤ん坊が死に、追いつめられた男は東京タワーに娘を置き去りにし、残る長男を崖からつき落とすが……。切っても切ることのできない親と子の絆を衝撃的に描いた作品で、緒形拳がだらしのない父親を好演。またオールスター・キャストのなかにあって子役も印象的。緒形拳が娘を東京タワーに置きざりにして出てくると、夕景にそびえるタワーに灯がともるシーンは圧巻。

  • 大誘拐 RAINBOW KIDS

    制作年:

    1979年に日本推理作家協会賞を受賞した天藤真の同名小説を、奇才・岡本喜八が映画化した痛快犯罪コメディ。3人の若者に誘拐された大富豪の老婆が、いつの間にかその誘拐犯のリーダーとなり、家族に100億円の身代金を要求。一方、その老婆を自らの恩人と慕う警部は、そんな実情も知らず捜査を開始。警察と老婆の頭脳戦が展開される。主人公の老婆には、岡本喜八がこの人以外にはないとほれ込んだ北林谷栄が、人間味あふれる好演を見せ、共演の緒形拳、樹木希林、嶋田久作らもユニークな持ち味を発揮した快演を見せている。

  • 華の乱

    華の乱

    制作年:

    大正時代、愛に芸術に命を燃やした男たち、女たちを豪華キャストで描く。晶子は何もかも捨てて、歌の師・与謝野鉄寛と結婚した。しかし年が過ぎ彼女が11人の子持ちになった頃、鉄寛はすっかり無気力になっていた。そんなある日、晶子は作家・有島武郎に出会い、ひかれていく。他にもアナキスト・大杉栄、女性社会運動家・伊藤野枝、近代演劇の巨星・島村抱月、スター女優・松井須磨子など歴史を彩った人物が次々登場。

  • 咬みつきたい

    制作年:

    幼いころからドラキュラに憧れていた女医・ゆず子は、ドラキュラの血液の入手に成功するが、社内抗争に巻き込まれて殺された石川に間違ってその血が輸血されてしまう。1年後、石川は吸血鬼としてこの世にみがえることに。吸血鬼という異色な役柄に挑んだ緒形拳の怪演が見ものの異色ホラー・コメディ。

  • 狼よ落日を斬れ

    制作年:

    日本のB級映画史を支えた隠れた巨匠・三隅研次の最後の作品。原作は池波正太郎の『その男』をベースに、“人斬り半次郎“を加えたもの。激動の幕末維新を舞台に、血みどろで生きぬいた剣客、英雄たちの淒絶な人生のうねりを描いた巨編。時に荒々しく、時に繊細な三隅演出が冴えた佳作で、今こそ見直す価値のある一編。DVDタイトルは「狼よ落日を斬れ 風雲篇・激情篇・怒濤篇」。

  • セックス・チェック/第二の性

    制作年:

    名匠・増村保造監督自らの企画による異色作。中年男のコーチがある女子スプリンターを特訓するが、セックス・チェックの結果、半陰陽とわかり、大会出場の資格を得るため今度は女に戻すべく性の訓練に励むというもの。安田と緒形の個性のぶつかり合いが圧巻。

  • ミラクルバナナ

    制作年:

    【カリブ海に浮かぶハイチで日本人女性が大活躍】 『白い船』の錦織良成監督が、1冊の絵本から着想を得て作り上げた人間ドラマ。バナナ・ペーパー・プロジェクトに挑む日本人女性の奮闘を描く。天然ボケキャラが人気の外国人タレント、アドゴニーが現地職員役でいい味を出している。

  • 必殺仕掛人・梅安蟻地獄

    制作年:

    出演者をTVのレギュラー陣に入れ替えた第2作。梅安と浪人・小形十五郎は、裏で悪事をたくらむ伊豆屋と医者の宗伯の殺しを頼まれ、衆人環視の中で伊豆屋を殺す。梅安のテクニックが見ものだが、全体的なまとまりに欠ける。

  • 流★星

    制作年:

    【競馬愛好家の夢を実現?G1クラス競走馬の誘拐事件】 新人、山仲浩充が描く人情ロードムービー。競走馬を盗んだ老人と若者たちが馬主に身代金を要求。馬を連れて珍妙な旅を始めることになる。競馬愛好家にはたまらない冒険物語だ。

  • あつもの

    制作年:

    【緒形拳が菊に魅せられた男を妙演する味わい深いドラマ】 TVドラマ『協奏曲』などで知られる脚本家、池端俊策の監督デビュー作。菊の魅力にとりつかれた対照的な初老の男ふたりの葛藤を、若い女性を巡る三角関係の中に照らし出す。

  • 殺し〈2000年〉

    制作年:

    【平凡な中年男が殺人者に!狂気を淡々と描いた異色作】 カンヌ映画祭監督週間で上映され、反響を呼んだ注目作。「CLOSING TIME」の小林政広監督が、不況の現代社会で生きる中年男のもがきをスタイリッシュな映像で描く。

  • 歩く、人

    制作年:

    【父と息子、意地を張り合い支え合いながら生きていく】 『海賊版=BOOTLEG FILM』『殺し』に続き本作で3年連続カンヌ国際映画祭に出品した小林政広監督作品。雪深い北海道の町を舞台に、父とふたりの息子の不器用な交流が描かれる。

  • 国会へ行こう!

    制作年:

    政治に無関心の大学生、直哉はひょんなことから松平代議士の秘書を始める。倫理観の違いに戸惑いながらも政治の世界に情熱を見出した彼は、松平とともに政治改革法の立案に挑むが……。現実との類似にドキリともさせられる政界コメディ。カリスマ的な代議士、松平に扮した緒形拳のとぼけた演技が笑いを誘う。

  • 11’09“01/セプテンバー11

    制作年:

    【私たちにとっての「9・11」とは?11分9秒1に込めたそれぞれの真実】

  • ミラーを拭く男

    制作年:

    【人生を見つめ直した男の旅】 2002年のサンダンス・NHK国際映像作家賞受賞作を、新鋭・梶田征則監督が映画化。交通事故をきっかけに定年直前で会社を辞めた中年男が、自転車で全国のカーブミラーを拭く旅に出るロード・ムービーだ。理由も話さず、ひたすらミラー拭きの旅を続ける主人公を緒形拳が好演している感動作だ。

  • 蝉しぐれ

    制作年:

    【藤沢周平の最高傑作が映画化 】 『たそがれ清兵衛』など映像化が相継ぐ時代小説の巨匠・藤沢周平の傑作長編を映画化。東北の小藩を舞台に、幼なじみ同士の生涯をかけた純愛を、お家騒動や壮絶な殺陣を絡めて描く。主演は『阿修羅城の瞳』に続いての映画主演となる市川染五郎と、最近は舞台でも活躍する木村佳乃。

  • IZO

    制作年:

    【三池オールスター による実験的活劇】 『ゼブラーマン』の三池崇史監督が、豪華キャスト陣を結集して、破天荒な映像と物語の限りを尽くす、渾身の実験作が誕生。1865年に処刑された伝説の連続殺人犯、人斬り以蔵が現代に復活。己の正義を貫くため、世にはびこる矛盾やまやかしを徹底的に切り裂いていく。殺戮に次ぐ殺戮の彼方に、神話的世界が立ちあらわれる異形の1本だ。

  • 下弦の月/ラスト・クォーター

    制作年:

    【カリスマ漫画家の原作を実写化】 人気漫画家・矢沢あいの同名原作を、これまでミュージックビデオを手掛けてきた二階健監督が初映画化。19年に1度だけ、同じ形の月が同じ月日に現れる“下弦の月“の奇跡を巡って、交通事故で記憶を失くした女子大生が体験するミステリアスな出来事を描いたラブ・ファンタジーだ。

  • 佐賀のがばいばあちゃん

    制作年:

    【“B&B“島田洋七のベストセラー小説が映画に!】 芸人・島田洋七が、少年時代の思い出を綴った自伝的小説の映画化。戦後間もない佐賀を舞台に、貧乏ながらも明るく生きる祖母と孫の暮しを描く。生きるための金言を次々と放つ祖母役を、名女優・吉行和子が魅力たっぷりに好演している。

  • ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

    制作年:

    【豪華キャストが結集。実写版鬼太郎、再び!】 昨年公開された実写版『ゲゲゲの鬼太郎』の新作が登場。若い女性ばかりが消える連続失踪事件の背後には、1000年も前に、叶うことなく散った妖怪と人間の禁断の恋の物語が潜んでいた。ウエンツ瑛士、田中麗奈ら前作のキャストはそのままに、緒形拳、寺島しのぶ、韓国人俳優ソ・ジソブらが出演。前作を上回るスケールで鬼太郎の活躍が描かれる。

  • 必殺仕掛人 春雪仕掛針

    制作年:

    シリーズの中では、最も見せ場が多い。盗賊の首領・お千代を立ち直らせようとする育ての親の小兵衛が、彼女の取り巻きである勝四郎ら、主要な子分の殺しを依頼する。この子分たちを殺すところが、それぞれの見せ場で、銭湯の湯船で梅安に針を刺される地井武男、梅安を殺しに来て逆に小杉に斬られる竜崎勝はともに好演。ラストでお千代役の岩下志麻を殺しに行く場面では、外は雪で遠くに読経が聞こえ、かつて男と女の間柄だった、梅安とお千代の皮肉な運命の成り行きを盛り上げシリーズ中の名場面となった。

  • さよならニッポン!

    制作年:

    日本最南端の島・赤尾根古島は、台風の被害に遭いながらも政府の対応の悪さに憤りを感じて日本から独立を宣言。村長から大統領になった大瀬利は理想の国作りに向けて奔走するが、日本国政府はたかをくくって相手にしない。そんな中、独立を承認する国が増えていき北朝鮮が承認するとの噂も流れ、政府は島を包囲。窮地に立たされた大瀬利はアメリカに救いを求め世紀の大バクチを打つのだった……。日本から独立宣言をした島民の奮闘ぶりをコミカルに描く。緒形拳が「国会へ行こう!」に続き、ここでも政治改革に乗り出す村長を熱演している。

  • グッバイ・ママ

    制作年:

    作詞やTVドラマのプロデュースなどで活躍するヒット・メーカー、秋元康の初監督作品。証券会社で働くキャリアウーマン、かな子は優雅な独身生活を送っていたが、そんな彼女のもとへ、かつての恋人の子供・健が転がり込んでくる。最初は迷惑するかな子だったが、いつしか健に心を開いていく。そんなある日、かな子はニューヨークへ行くことになり……。

  • 孔雀王

    制作年:

    荻野真の同名コミックを原作に、日本と香港初の本格的合作として製作されたスペクタクル・アクション映画。地獄門より現れる皆魔障外人の出現を阻止すべく、二人の孔雀王が魔族に立ち向かっていく。香港では、ユン・ピョウだけが主演となるように再編集されたものが公開されて話題を呼んだ。

  • 流星〈りゅうせい〉

    制作年:

    年金生活のかたわら、競馬に没頭する孤独な老人・菊次郎が地元の名馬リュウセイ号を“誘拐“してしまう。チンピラの川崎、美少女ひとみを加えた彼ら3人は、リュウセイの馬主に身代金を要求するが、ことごとく失態を連発してしまい……。若手監督4人がデビューした“リトル・モア“シリーズを締め括った第4作。冴えない人生を送る老人を、緒形拳が頭を金髪に染めて味わい深く演じ、山仲浩充監督がオフビートなユーモア演出を披露。一世一代の“大穴“を狙う男女の姿が、情けなくも胸のすくロマンを感じさせる。

  • 武士の一分

    制作年:

    「たそがれ清兵衛」の山田洋次監督が、木村拓哉を主演に迎えて撮り上げた時代活劇。盲目となった武士と、その妻の深い愛情が丁寧に描かれる。藤沢周平の原作ならではの、名もなき武士に焦点を当てた物語が心に沁みる。下級武士の新之丞は毒見役を務め、失明してしまう。夫を案じた妻の加世は番頭の島田に藩に残れるよう口ぞえを依頼、代わりに島田に体を奪われる。この事実を知った新之丞は復讐を誓うが……。盲目の武士に扮し、これまでになかった表情と佇まい、見事な殺陣を見せる木村拓哉の熱演は必見だ。

  • 薄化粧

    制作年:

    女に溺れ、殺人を繰り返す野獣のような男と、その逮捕に執念を燃やす刑事たち。逃走途上の男にかかわった女たちの人生をダイナミックに描く、五社のリアリズム映画。次々に女をものにする緒形の演技が面白い。

  • 太陽のきずあと

    制作年:

    若者のぶつけるところのないいらだちと暴力を描いた作品で、原点は中平康監督の「狂った果実」である。母とともに函館で暮らしていた弟の耕治が上京し、修平は10年ぶりに弟と再会する。この兄弟と、修平の同級生のかおり、仲間の唐沢を含めた4人で千葉の別荘へ遊びに行く。しかし、かおりが唐沢の方へなびいたため、耕治と修平は嫉妬に襲われる……。「夜をぶっとばせ」や「赤い暴行」など、1970~80年代にかけての怒れる若者を撮り続けた曾根中生が、東映で初めて監督した青春映画の佳作。

  • 社葬

    制作年:

    大手新聞社のトップが急死し、次期社長の座をめぐる社内抗争がスキャンダラスに展開。クライマックスの社葬でその争いの終結を迎える、大企業版の「仁義なき戦い」。緒形拳扮する叩き上げの販売局長が、あくまでも派閥にくみせずに、バイタリティーあふれる行動力で、大物たちに立ち向かっていく。

  • 積木の箱

    制作年:

    三浦綾子の新聞連載小説を名匠・増村保造監督が映画化。姉と信じていた女と父との関係を覗き見てしまった15歳の少年の性の目覚めと自立を描く。複雑な人間関係を描き分けた演出力が見事。少年にとっての女神とも言うべき若尾文子のまろやかな美しさが印象的。

  • 七つの顔の女

    制作年:

    岩下志麻が強盗団の女ボスを演じるという奇想天外なアクション・コメディで監督には前田陽一が当たっている。城所雪子は新しい仕事を計画し、仲間である4人の金庫破りのプロを集めると、日東繊維の金庫に眠る5億円のウラ金を強奪すべく実行に移った……。

  • わるいやつら

    制作年:

    女を手玉にとり、彼女らから金を巻き上げては病院経営の赤字を埋め、頼まれてそれぞれの夫を巧妙に薬殺していた病院長が、美貌の新進デザイナーに目がくらみ、彼女をも手玉にとろうとする。だが、彼を上回る悪女たちに操られ犯罪の道をつき進む……。女の恐ろしさを改めて思い知らされる、清張=野村監督コンビによるサスペンス。

  • 座頭市〈1989年〉

    制作年:

    1973年の25作以来、TVシリーズ100本を間に挟み16年ぶりに座頭市を銀幕によみがえらせた、勝新太郎堂々の製作・監督・脚本・主演作品。仕込み杖の居合い抜きはますます冴えわたり、市のキャラクターは、勝自身の年輪とともに一段と奥行き深いものとなった。助演陣も一癖も二癖もありそうな異色派俳優を多く起用している。宿場町同士の血の抗争に巻き込まれた市は、自分を慕う少女を買っていった一味に怒り、両者を皆殺しにした後、いずこともなく去っていく。脚本は撮影現場で始終手を加えられ、変更されていったのも勝演出らしい。市を想いつつ、ラストで彼に斬りかかる浪人を演じる緒形拳の好演も見逃せない。

  • 砂の器

    砂の器

    制作年:

    監督・野村芳太郎、脚本・橋本忍のコンビによる松本清張原作の傑作社会派サスペンス。迷宮入りと思われた殺人事件を捜査する二人の刑事の執念と、暗い過去を背負うために殺人を犯してしまう犯人の宿命を描く。後半、二人の刑事がすべてを明らかにする捜査会議と、犯人である天才音楽家が自ら指揮する交響曲の発表演奏会、そして彼の暗い過去である、北陸、若狭、出雲と巡る父と子の道行きの回想シーンが、人形浄瑠璃にヒントを得たカット・バックで描かれる構成は見事。また、そこで演奏される交響曲『宿命』は、四季折々を捉えた映像と相まってたぐいまれな感動を生んでいる。2005年にデジタルリマスター版が公開された。

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