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仲代達矢

仲代達矢 出演映画作品

  • 役者として生きる 無名塾第31期生の4人

    役者として生きる 無名塾第31期生の4人

    制作年:2022年10月15日(土)公開

    仲代達矢が1975年に開設した俳優養成の私塾“無名塾”で学ぶ若者たちを追ったドキュメンタリー。塾生は3年間、日曜以外は仲代をはじめ先輩から指導を受け、芝居漬けの日々を送る。新型コロナウイルスの影響で稽古や公演を行えない時期を乗り越えて舞台に立った、第31期生に焦点を当てた。監督は『仲代達矢 「役者」を生きる』の稲塚秀孝。

  • 峠 最後のサムライ

    峠 最後のサムライ

    制作年:2022年6月17日(金)公開

    司馬遼太郎のベストセラー小説『峠』を、『雨あがる』の名匠・小泉堯史が映像化した歴史ドラマ。幕末・明治維新の動乱の中で、多勢の敵軍に対して決死の戦いを挑んだ“最後のサムライ”たちの知られざる姿を描く。役所広司が主演を務め、EXILEのAKIRA、松たか子、香川京子、田中泯らが出演。また、歴史に名高い北越戦争の再現は圧巻だ。

  • 帰郷

    帰郷

    制作年:2020年1月17日(金)公開

    仲代達矢主演、杉田成道監督作『果し合い』のコンビが、藤沢周平による同名短編小説を8K撮影で映像化。かつて親分の罪を被り故郷を捨て、流浪の旅の末に故郷に戻ってきた老生の渡世人の姿を映し出す。常盤貴子、北村一輝、橋爪功、緒形直人、三田佳子ら豪華キャスト陣が名を連ね、雄大な大自然を背景に初の“8K時代劇”を完成させている。

  • ある町の高い煙突

    ある町の高い煙突

    制作年:2019年6月22日(土)公開

    実話を基に執筆された新田次郎による同名原作を映画化した社会派ドラマ。国策として稼働し続けた鉱山の煙害による大気汚染に苦しんだ村民が、世界一の大煙突建設のため奮闘する様を描く。『天心』の松村克弥が監督を務め、主演の井手麻渡をはじめ吉川晃司、仲代達矢、大和田伸也、六平直政、斎藤洋介らが出演する。ナレーションは阿川佐和子。

  • 海辺のリア

    海辺のリア

    制作年:2017年6月3日(土)公開

    映画に舞台に第一線で活躍を続ける84歳の仲代達矢が、本人を彷彿とさせる大俳優の生き様を演じる人間ドラマ。認知症を患う往年の大スターが人生最後の輝きを見出す姿を描く。主人公の長女を原田美枝子、妻以外の女性に産ませた娘に黒木華など新旧の演技派が共演。仲代自身とも縁の深いシェイクスピアの『リア王』と重なる展開にも目が離せない。

  • 乱〈4K〉

    乱〈4K〉

    制作年:2017年4月1日(土)公開

    シェイクスピアの『リア王』をベースにした、黒澤明の晩年の傑作として名高い時代劇を、デジタル修復を施した新仕様でリバイバル上映。戦いと愛憎のドラマがハイクオリティのサウンドとビジュアルでよみがえる。色彩にこだわった映像をじっくり堪能できる好機。米アカデミー賞の衣装賞を受賞したワダエミによるゴージャスなコスチュームにも注目。

  • 果し合い

    制作年:2015年11月7日(土)公開

    スカパー!、時代劇専門チャンネル、BSフジが協力し、作家・藤沢周平の時代小説4作品を映像化。第1弾となる本作は仲代達矢を主演に迎え、望まぬ結婚に思い悩むヒロインの窮地を救うため刀を抜く、老いた下級武士の愛を描く。黒澤明監督の『乱』以来30年ぶりの共演となる原田美枝子をはじめ、益岡徹、桜庭ななみら豪華キャストが共演する。

  • NORIN TEN~稲塚権次郎物語

    制作年:2015年9月19日(土)公開

    育種家・稲塚権次郎の生涯を描いたドラマ。権次郎と姻戚関係にあり、『書くことの重さ 作家 佐藤泰志』などのドキュメンタリー作品を手掛けてきた稲塚秀孝が監督を務め、現在の“こしひかり”の基となる種や小麦の代表品種“農林10号”を生み出し、世界の飢餓を救った男の生き様に迫る。権次郎の青年期を松崎謙二、晩年を仲代達矢が演じる。

  • ゆずり葉の頃

    ゆずり葉の頃

    制作年:2015年5月23日(土)公開

    夫である岡本喜八監督のプロデューサーとして『大誘拐』『肉弾』などの数々の名作を生んできた岡本みね子が、旧姓の中みね子を名乗り監督に初挑戦した人間ドラマ。老境を迎えて旅に出た女性を主人公に、人と人の出会いとつながりをみつめた心温まるドラマが描かれる。主演の市子を八千草薫が演じ、彼女が想いを寄せる画家を仲代達矢が演じる。

  • 仲代達矢 「役者」を生きる

    仲代達矢 「役者」を生きる

    制作年:2015年1月31日(土)公開

    60年間、舞台に立ち続けてきた俳優・仲代達矢の生き様に追ったドキュメンタリー。黒澤明、市川崑ら名監督の元で主演を務め上げ、80歳を越えた今も尚、難役に挑み続ける仲代が背負った演じること、生きることの重さに迫る。『書くことの重さ 作家 佐藤泰志』の稲塚秀孝が監督を務め、夢だった舞台や座長を務める無名塾に焦点を当てて描く。

  • ジョバンニの島

    ジョバンニの島

    制作年:2014年2月22日(土)公開

    日本音楽事業者協会の創立50周年を記念して製作された長編アニメーション。1945年に北方四島で起こった実話を基に、ソ連軍の進駐によって引き起こされる島民たちの悲劇と、島で暮す幼い兄弟のドラマを描く。『北の国から』シリーズや『最後の忠臣蔵』の杉田成道が原作と脚本を、『宮本武蔵 双剣に馳せる夢』の西久保瑞穂が監督を務める。

  • かぐや姫の物語

    かぐや姫の物語

    制作年:2013年11月23日(土)公開

    光り輝く竹の中から現れ、竹取の翁夫婦に育てられた美しき女の子“かぐや姫”の生き様を綴った『竹取物語』を原作としたアニメーション。高畑勲監督が『ホーホケキョ・となりの山田くん』以来、実に約14年ぶりに発表する待望の新作でなぜ、かぐや姫は地球を選び、やがて月へ帰っていったのかを描く。二階堂和美が主題歌を書き下ろしている。

  • 人類資金

    制作年:2013年10月19日(土)公開

    『亡国のイージス』の福井晴敏と阪本順治監督が再びタッグを組んでおくるサスペンス超大作。第二次世界大戦中に、日本軍がアジア全域から集め隠匿したとされる“M資金“を巡る国際的なマネーゲームをスリリングに描く。主演の佐藤浩市をはじめ、香取慎吾、森山未來、観月ありさ、オダギリジョー、豊川悦司、仲代達矢ら超豪華キャストが出演。

  • 日本の悲劇

    日本の悲劇

    制作年:2013年8月31日(土)公開

    『春との旅』に続いて、小林政広監督が仲代達矢を主演に迎えて作り上げた社会派ドラマ。年金不正受給問題を題材に社会の片隅で生きる市井の人間を描き、現代の日本社会の闇に鋭く切り込む。静謐なモノクロの映像と、ほぼ一軒家の中のみで展開するドラマを描き出す。仲代と、北村一輝、寺島しのぶ、大森暁美がたった4人の登場人物に扮している。

  • 約束~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯~

    約束~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯~

    制作年:2013年2月16日(土)公開

    『死刑弁護人』など優れたTVドキュメントを制作し、それを映画化もして高い評価を得ている東海テレビによるドキュメンタリー・ドラマ。東海テレビが取材をし続けてきた貴重な映像の数々と、日本を代表する名優である仲代達矢と樹木希林をキャストに迎えたドラマを通して、“名張毒ぶどう酒事件”の全貌と今も無実を訴える奥西勝の現在に至る生涯を描く。

  • ツナグ

    ツナグ

    制作年:2012年10月6日(土)公開

    直木賞受賞作家・辻村深月の同名小説を『ROOKIES-卒業-』の平川雄一朗監督が映画化した人間ドラマ。死者と生者を再会させる“使者=ツナグ“の青年が、依頼をしてくる人々との出会いを経て、自身の役割や両親の死の真相を巡って葛藤する様を描く。松坂桃李が主演を務め、樹木希林が物語の重要なカギを握る主人公の祖母を演じている。

  • 春との旅

    春との旅

    制作年:2010年5月22日(土)公開

    ロカルノ映画祭で最高賞に当たる金豹賞を含む4冠に輝いた『愛の予感』など、国際的に高い評価を受ける小林政広監督の最新作。“生きることとは何なのか”をテーマに、終の棲家を探しに出た老人と孫娘の旅を描く。映画作品としては実に9年ぶりの主演を果たす名優、仲代達矢が、人生の最終段階を迎えた主人公を体現。その渾身の演技が忘れがたい。

  • 男たちの大和/YAMATO

    制作年:2005年12月17日(土)公開

    世界最大の戦艦として建造されながらも、無謀な特攻に送り出された戦艦大和の最後の航海を通じて、反戦の熱いメッセージを伝える戦争大作。実寸大で再現された巨大セットを使って撮影されたクライマックスの戦闘シーンは必見。『プライベート・ライアン』を彷彿とさせる迫力に圧倒される。

  • 阿修羅のごとく

    阿修羅のごとく

    制作年:2003年11月8日(土)公開

    向田邦子原作の名作ドラマを森田芳光監督がリメイク。父親の愛人&隠し子発覚に端を発して露わになっていく四姉妹の秘めた胸の内。女であるがゆえの苛立ちや葛藤を浮き彫りにしながらも、懸命に生きる彼女たちの姿をほのぼのと活写する。飛行塔を見上げる冒頭から食事シーン、見事な緩急のラストまで、森田監督ならではの名演出が冴え渡る一本。

  • 陽はまた昇る

    制作年:2002年6月15日(土)公開

    NHK『プロジェクトX』でも取り上げられた“ベータ対VHS戦争“の裏側を、日本ビクター側の奮闘を中心に描き出す再現ドラマ。劣勢状態から一気逆転に賭ける男たちの情熱を謳い上げる。

  • 白い犬とワルツを〈2002年〉

    制作年:2002年4月13日(土)公開

    「ハチ公物語」でも犬と共演した仲代達矢主演による心温まるファンタジー。亡き妻の生まれ変わりと思しき白い犬と一緒に、妻との約束を果たすため冒険の旅に出る老人の姿を見つめる。

  • 助太刀屋助六

    制作年:2002年2月16日(土)公開

    岡本喜八、6年ぶりの新作は威勢のいい時代劇。他人の仇討ちの助太刀を生きがいにしてきた渡世人が父親を殺され、自分自身の仇討ちに向き合う姿をユーモアたっぷりに追いかける。

  • 雨あがる

    制作年:2000年1月22日(土)公開

    今は亡き黒澤明の遺稿脚本に基づく人間ドラマ。“見終わって、晴々とした気持ちになるような作品にする“という巨匠の言葉にのっとり、心温まる時代劇を展開させていく。

  • 人斬り

    制作年:

    幕末の刺客・岡田以蔵の半生を、五社英雄監督が、エネルギッシュに活写した力作である。勝新太郎が岡田以蔵を豪快に演じるが、いささかワンパターンの感はぬぐえない。むしろ田中新兵衛役で出演した三島由紀夫の堂々たる剣客ぶりの方が印象に残る。

  • 座頭市あばれ火祭り

    制作年:

    ヤクザ組織の盲目の支配者に、座頭市が窮地に立たされてしまうシリーズ第21作。アイデアマン・勝新太郎が、初めて正式に脚本に参加しているが、特に目新しい趣向は見られない。市のライバル役の仲代達矢は、得意のギョロ目をむいてすごんでみせるものの、「椿三十郎」の時のような迫力はない。

  • 他人の顔

    制作年:

    勅使河原宏の前作「砂の女」と同様に安部公房の原作・脚本による作品。顔に大火傷を負った男は妻が自分を拒んだこともあり医者にまったく他人の顔を作ってくれと頼む。他人の顔をつけた男は妻を誘惑し結ばれるが、妻はそれが夫だと知っていた。安部公房得意の特異な状況を設定した不条理劇。DVDは「勅使河原宏の世界 DVDコレクション 」に収録。

  • 鍵〈1959年〉

    制作年:

    耽美派文学の巨匠・谷崎潤一郎が晩年に発表した同名小説を、最も脂の乗っていた時期の市川崑監督が映画化した作品。初老を迎えた地位ある男とその妻、さらにその娘と恋人の医師の4人の奇妙な関係が官能的に描かれている。カラーの発色を極力抑えた撮影が秀逸。

  • 御用金

    制作年:

    五社英雄監督、仲代達矢、中村錦之助、丹波哲郎の三大スター共演による時代劇の大作。天保年間の越前鯖江藩を舞台に、佐渡の御用金をめぐって様々な思惑を持った男たちの激闘がダイナミックなタッチで描かれる。フジテレビの劇場用映画第1作で、日本初のパナビジョン作品。

  • 二百三高地

    制作年:

    日露戦争最大の激戦地となった旅順の二百三高地の攻防戦を中心とした戦争スペクタクル。戦闘の合間合間に敵味方が互いに健闘をたたえ合う場面や、愚かな指揮に疑問を持つこともなく犠牲を増やしていく過程など、さだまさしの歌とともに悲哀を高めている。

  • 野獣死すべし〈1959年〉

    制作年:

    大薮春彦の原作を須川栄三監督が映画化したハードボイルド・アクション。主人公・伊達邦彦は勤勉な秀才の大学院生。反面、彼は完全犯罪に異常な興味を示し、殺人のスリルに陶酔するという二つの顔を持っていた。クールな伊達に扮した仲代達矢が好演。

  • 幕末

    制作年:

    時代劇の大スター・中村錦之助が自らプロダクションを設立し、伊藤大輔と組んだ大作。司馬遼太郎の人気小説『竜馬が行く』をベースにして史実に忠実に作り上げた。明治維新を前にして揺れ動く世相を背景に、やがて暗殺される竜馬を、錦之助が重厚に演じている。

  • 炎上

    制作年:

    実話をベースにした三島由紀夫の『金閣寺』の映画化。この世で最も美しいものは驟閣寺(金閣寺)の建築だと亡父から教えこまれた青年は、深い憧憬から驟閣寺の徒弟となるが、戦後、訪れる雑多な観光客で寺は俗気にまみれる。彼は、師と仰ぐ住職が戒律を犯して女色に溺れることを知り、不信と絶望感に追いつめられる。自殺しそこなった青年は、ついに寺に放火。そして囚われの身となり、護送される途中列車から身を投じて死ぬ。市川監督はこの観念的な題材を、青年の内面にひそむ心理をリアルに表現することに重点をおいて演出。宮川一夫の美しい白黒撮影も効果を上げていて、原作とは違う魅力をひき出すのに成功している。市川雷蔵初の現代劇出演で、時代劇スターである雷蔵の本作出演には会社側の反対も多かったが、雷蔵の強い要望で実現。以降演技者としても着実に認められるようになった。

  • 出所祝い

    制作年:

    五社英雄監督、仲代達矢主演によるヤクザ映画。ある地方都市を舞台に、伐採した材木を運ぶ軽便鉄道の利権をめぐって二大ヤクザ組織がしのぎをけずる。この作品は東宝初のヤクザ映画で、本家東映のヤクザ映画と比べるとやはり違和感がある。

  • 七人の侍

    制作年:

    日本の時代劇に西部劇の面白さを取り入れ、黒澤流のヒューマニズムを盛り込んだ黒澤映画の最高峰。その後、「荒野の七人」「宇宙の七人」など、この映画をお手本にした作品が続出した。志村喬演ずる勘兵衛が泥棒を斬るシーンでスローモーションが使われているが、これにヒントを得たサム・ペキンパーがアクション場面でこの手法を引用したことは有名な逸話。戦国時代、野武士が野盗化していた頃。貧しい農村の百姓たちが、野盗から村を守るため、侍を雇うことにする。食うことにも窮する侍7人が集まり、百姓たちにも竹槍による即成の軍事訓練を始めさせる。そしてついに野武士の群れが全力を上げて村に攻撃をしかけてきた……。早坂文雄作曲の『侍のテーマ』が実に印象的に使われており、次に展開するドラマへの期待感を盛り上げる。無口なサムライの久蔵を演じた宮口精二は、それまで剣道を1度もやったことがなかったが、この映画の中では日本一の剣豪に見えるから不思議だ。映画のマジックといえるだろう。

  • からみ合い

    制作年:

    東都精密工業社長の河原専造は自分がガンと知り、3億の財産を以前関係のあった女たちが生んだ子供たちに分割することにした。人間の欲望と深層心理の不可解さを描く。背景をできるだけシンボリックに抽象化するという小林正樹監督の実験的な試みが成功している。

  • 遠き落日

    制作年:

    1987年に公開され、大ヒットを記録した「ハチ公物語」のメイン・スタッフが再結集して製作された大作。自分の不注意から息子に大ヤケドを負わせてしまった母シカとそのハンデをバネに世界的な医学者となった野口英世の美しい母子の愛情を描いている。

  • 鬼龍院花子の生涯

    鬼龍院花子の生涯

    制作年:

    土佐・高知の侠客、鬼政こと鬼龍院政五郎の奔放な半生と、彼が溺愛した妾の娘・花子の生涯を、義父への侮蔑から敬慕へと揺れる養女・松恵の目を通して描いた作品。昭和9年、土佐電鉄の労働争議で労組支援にまわった高校教師・田辺の気っぷに惚れ込んだ鬼政は、彼を娘・花子の婿にして一家を継がせようとする。しかし、養女の松恵が田辺を愛し始めており、二人は土佐を出て大阪で暮らすことにしたが……。夏目雅子のタンカ“なめたらいかんぜよっ”のセリフが有名になった五社リアリズム映画の代表作。鬼龍院家の権勢を物語る、広壮な邸宅などの美術セットが質感あふれる。

  • 続大番 風雲篇

    制作年:

    前作で大もうけした金も株の大変動で一文なしとなり、丑之助は故郷に帰る。故郷で平和な日々を過ごしていると、兜町に帰ってこいという連絡がくる。そして好景気に乗って株で大もうけするのだが、折からの日華事変で大暴落し再びスッテンテンになってしまう。加東のギューちゃんも2作目とあってのびのびと演じきっている。

  • 女が階段を上る時

    制作年:

    菊島隆三のオリジナルの脚本を演出した成瀬巳喜男監督の名作。夫の死後、生活のために高級バーの雇われマダムになった女と、その周囲に生きる人間たちの生態を描く。身体を張ってのし上がっていく同僚たちを尻目に、貧しくとも堅気の生活に戻りたいと願う主人公を高峰秀子が気高く演じた。男たちに思いを踏みにじられても涙を見せない凛とした姿が美しい。仲代達矢扮する若いマネージャーが捧げる真の愛情にゆらめきながらもふと思いとどまる一種の禁欲性に、成瀬メロドラマの真骨頂が見出せる。なお、題名は高峰の勤めるバーがビルの2階にあることに由来する。

  • 天国と地獄〈1963年〉

    天国と地獄〈1963年〉

    制作年:

    高台に豪邸を構えている製靴会社の権藤の子供と間違えられて、お抱え運転手の子供が誘拐される。権藤は悩みに悩んだ末、全財産を投げ出して三千万円の身代金を払い子供を救い出す。警察の捜査が始まり、一人の非凡な知能犯である青年が浮かんでくる。その動機とは……。全編息づまるサスペンスで、特に鉄橋を利用した現金受け渡しのシーンは有名で、これを模倣した誘拐事件が実際に発生した。また白黒作品であるにもかかわらず、映画の最もポイントとなるシーンで一個所着色を施すなど黒澤明の映画魂が感じられる傑作。

  • 雲がちぎれる時

    制作年:

    バスの運転手・三崎は、暗い過去を持つ女・市枝と再会する。三崎は過去を忘れて一緒になろうと市枝にせまるが、三崎の幸福な結婚を願って市枝は去っていく。田宮虎彦の『赤い椿の花』を、ラブロマンスの名手でもある五所平之助が映画化。

  • 女の歴史

    制作年:

    一人の女の半生を描いた成瀬巳喜男晩年の作品。めまぐるしい時間の交錯の中、高峰が戦時中の娘時代から老け役までを好演。夫の死後、真に想いを寄せる男性の出現に揺れ動きながらも、その愛をあきらめるというヒロイン像に、成瀬メロドラマの真髄が見いだせる。

  • 永遠の人

    制作年:

    昭和7年の九州阿蘇。地主・小清水の小作人の娘・さだ子には隆という恋人がいた。地主の息子・平兵衛はある日、片足を負傷して戦地から復員する。さだ子は平兵衛に犯され入水自殺を企てるが助けられる。12年の歳月が流れ、隆に去られたさだ子は平兵衛と結婚する。木下惠介得意のいわゆる年代記もので、全体が5章より成る昭和7年から昭和36年までのさだ子と平兵衛の愛憎、というよりは憎悪の半生記である。フラメンコのリズムに乗せて、従来の木下調リリシズムを裏返したように展開する“永遠の憎しみ”に貫かれた異色のホームドラマ。木下惠介はこの作品を木下作品には欠かせない高峰秀子のために作り上げたと言っている。吉田喜重が助監督として参加している。

  • 裸の太陽

    制作年:

    機関車のカマ焚きの青年・木村にはゆき子という恋人がいた。二人は結婚資金をためているさなかで、いつか海に行こうと約束している。とうとう海に行くことになった日、貯金をおろした木村は“金を貸してくれ”という同僚・前田に出会う……。1960年に実生活で結婚する中原ひとみと江原真二郎が兄妹の役を演じている。

  • 大番 完結篇

    制作年:

    大ヒット・シリーズも、ついに最終編。1949年に東京証券取引所が再開。故郷に帰っていたギューちゃんは、再びひと旗あげようと株に手を出した。結果は大成功。朝鮮戦争の特需景気もあって、ギューちゃんは大金持ちになる。その勢いで、可奈子未亡人に求婚するが、彼女は結核に倒れた……。原節子が薄幸のマドンナを好演。

  • 大菩薩峠〈1966年〉

    制作年:

    過去何度か映画化された中里介山の仏教思想の強い小説を、アクション派・岡本喜八監督が合理的な解釈で映画化した意欲作。仲代達矢扮する机龍之助が、巡礼の亡霊に狂わされて新選組を延々斬りまくるラスト・シークエンスは迫力十分で、アメリカでも公開され評判になった。

  • 殺人狂時代

    制作年:

    都筑道夫の『なめくじに聞いてみろ』を鬼才・岡本喜八が映画化。日本映画としては異色な、グロテスクな殺しのサスペンス・コメディとなっている。人口調節のため無駄な人間を殺すことを目的とした団体“大日本人口調節審議会”は、大学講師の信治に次々と殺し屋を差し向ける。信治の背中の傷に隠された、ヒトラーのダイヤモンドを狙っているのだ。信治は女性記者の啓子とコソ泥のビルの協力を得て、殺し屋を倒していく……。元ナチスの将校、義眼に毒針を仕込んだ女など登場人物が一癖も二癖もあり、次の展開が読めない面白さがある。また、役名も“オバQ”“アトム”“ソラン”など人を食った名前がつけられている。

  • 用心棒

    制作年:

    「悪い奴ほどよく眠る」に次いで作られた黒澤プロ作品第2作。“のびのびと楽しんで撮った”と黒澤明本人が言う通りの痛快娯楽時代劇となった。二人の親分が縄張り争いをしているために、ゴースト・タウンのようになってしまった宿場町。そこへ得体の知れない浪人者・桑畑三十郎がふらりとやって来て、用心棒として高く買ってくれる方につくという。やがて巧みな策略で双方を戦わせ、いざという時には自らの刀を抜いて、町の大掃除に成功すると、彼はいずこへとも知らず去っていく。殺陣シーンのすさまじさとともに、ユーモラスなタッチも忘れがたい。登場人物の中では、ピストルを持ちマフラーを首に巻いた、キザでニヒルな殺し屋を演じた仲代達矢の存在感が光る。主演の三船敏郎は、第22回ヴェネチア映画祭で見事男優賞に輝いた。およそ時代劇とは思えないような快活な佐藤勝の音楽も出色。1964年にはイタリアのセルジオ・レオーネ監督が本作を翻案して「荒野の用心棒」を作り、これも大ヒットとなった。また、ハリウッドでも1996年に、ブルース・ウィリス主演「ラストマン・スタンディング」の名でリメイクされた。

  • 斬る〈1968年〉

    制作年:

    天保4年、上州の地。二人の男がこの地に現れた。一人は、かつて武士を捨てたヤクザの源太、もう一人は百姓を捨て武士になろうと血気盛んな半次郎。当地の家老殺害事件をきっかけとした権力者対若手武士の対決で敵味方に別れながらも、ついには二人して改革運動を担っていく……。山本周五郎作『砦山の十七日』を岡本喜八監督が映画化。岡本は本作までの東宝系娯楽路線にあきたらず、同年、続いてATGで「肉弾」を発表した。

  • 哀しみのベラドンナ

    哀しみのベラドンナ

    制作年:

    フランスの歴史家ジュール・ミシュレの著書『魔女』を題材にして、イラストレーター・深井国の原画を、そのまま静止画として使った手法が注目を集めた。同時にセル画による動画も併用され、両者の間に違和感は残るものの、その野心的な試みがもたらした衝撃は、早すぎた傑作と呼ぶにふさわしい。映画史的にも貴重な一作といえるだろう。中世フランスの農民の妻ジャンヌが主人公。無慈悲な領主にもてあそばれた彼女は、夫からも裏切られる。奈落の底で彼女がつのらせる神への不信、それがジャンヌのもとへ悪魔を招き寄せる。そして魔女となった彼女は、妖しい魅力で男たちを従えていく。肉体の快楽を、むしろ中世の暗黒からの人間の解放と捉えたミシュレ。その主張のドラマ化は、やや難解と思われたためか、興行的には失敗に終わっている。テーマを抜きにしても独特のエロチシズムをたたえた作品だけに、再評価の時が来ることを期待したい。

  • 大番

    制作年:

    四国の寒村に貧農の子として生まれた赤羽丑之助は町の富豪・森家の令嬢・可奈子の美しさに呆然自失となる。やがて上京した丑之助は株屋に小僧として住み込む。

  • 切腹

    制作年:

    武家社会の非人間性、権力者の体面を取りつくろう偽善を“切腹”という形で鮮烈に描いた作品。小林正樹監督にとっては初の時代劇である。彦根藩邸で津雲半四郎と名乗る男が、生活に困窮し、いっそ武士らしく切腹して果てたいので玄関先を借りたいと申し出る。どこの武家屋敷でも玄関先を血で汚されてはかなわぬと、いくばくかの金を与えて追い返す。つまりこれは当節流行のたかりであった。井伊家の家老はこれを聞くと、しばらく前に同じような申し手をした若い武士のことを思い出し、半四郎に話して聞かせる……。物語はふんだんに回想形式を取り入れ、半四郎の真の目的を明らかにしていく。

  • 最後の審判

    制作年:

    玉つき屋のマスター・次郎は、海外に単身赴任中のいとこ、利一郎の妻・正子と関係を結ぶ。正子に多額の貯金があることに目をつけた次郎は、恐るべき完全犯罪をたくらむのだが……。W・P・マッギバーンの同名原作を堀川弘通が映画化したサスペンス。仲代達矢がハングリーな若者像を好演している。

  • 椿三十郎〈1962年〉

    制作年:

    名作「用心棒」の続編ともいえる作品で、前作では桑畑を名乗った三十郎が、今度は椿を見ながら“椿三十郎、最ももうすぐ四十郎だが”というとぼけたセリフで笑わせる。「用心棒」がたった一人で宿場の悪人どもを全滅させるのに対し、ここでは上役の汚職を暴き出そうと立ち上がる9人の若侍たちの支えとなり、その凄腕で御家騒動の黒幕と対決する。加山雄三をはじめとした若侍の血気にはやる暴走をうまくコントロールし、敵の仲代達矢と知恵比べをする三十郎は「用心棒」のワイルドさに比べておとなしい気もするが、有名なラストの一太刀で勝負をつける決闘シーンはまさに圧巻。

  • 天狗党

    制作年:

    武士階級の圧政から村を追われた百姓・仙太は、江戸でヤクザになり故郷に帰った。剣の腕前を水戸天狗党に買われた仙太は、世直しを信じ天狗党と行動をともにすることにした。巨匠・山本薩夫が、階級闘争の厳しさを娯楽色豊かに描く骨太の時代劇。

  • 怪談〈1965年〉

    怪談〈1965年〉

    制作年:

    日本に帰化したイギリスの文学者・小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが書いた有名な日本怪談の連作の中から、4編を選んで映画化したオムニバス作品。恐怖よりも、この世のものならぬ耽美的な美しさを描くことに主眼が置かれ、実に美しい幻想的な作品に仕上がっている。「黒髪」「雪女」「耳無芳一の話」「茶碗の中」の4話構成で、それぞれにオールスター・キャストが配されている。もと飛行機の格納庫だったという巨大な建物の中にセットを組み、人工の美を追求しているが、特に「雪女」で、ダリの絵を彷彿させる巨大な目が夜空に浮かんで見えるシーンなどは妖しいまでの美しさを出すことに成功している。

  • 不毛地帯

    制作年:

  • 白と黒

    制作年:

    弁護士・宗方治正の妻が殺され、不審尋問にかかった前科4犯の脇田が殺人を自白した。死刑廃止論者である宗方は、若手弁護士の浜野と組んで脇田の弁護を買って出るが、真犯人は、浜野自身であった。そして捜査が進むうち、事件は意外な方向に……。社会派で知られる橋本忍のオリジナル脚本を、堀川弘通が監督した推理ドラマ。

  • 金環蝕〈1975年〉

    金環蝕〈1975年〉

    制作年:

    九頭竜川ダム建設をめぐる政財界の黒い霧と、総裁の座を争って血みどろの戦いを演じる政治家たちを描いた、石川達三の同名小説が原作の社会派タッチの大型ドラマ。国会の議事録から綿密に構成したという原作のエネルギーを山本薩夫が見事に爆発させる。

  • 乱

    制作年:

    シェイクスピアの『リア王』を原案に、これを戦国時代の毛利3兄弟の話とダブらせて描く、黒澤明監督の豪華絢爛たる戦国絵巻。製作費26億円という数字は日本映画としては超巨大予算のため日・仏合作作品とせざるを得なかった。しかし、その美術や衣装が素晴らしく、黒澤明の力強く清洌な演出とともにこの作品に崇高なる気品を与えている。ことにワダエミがデザインした衣装の美しさは同年のアカデミー衣裳デザイン賞を授与されるに至った。年老いた一文字家の主・秀虎が3人の息子に家督を譲り、城を一つずつ与えて引退すると宣言したところから起こる息子たちの反逆と骨肉の争い。やがて秀虎は発狂し、3人の息子は次々と死んでいく。美しく荘麗なる悲劇。戦闘シーンを敵対味方の血わき肉おどるアクションドラマにせず、次々に殺りくされる無名兵士の地獄絵として演出したところに、人間の愚かさへの老匠の祈りに似た視線がうかがえる。

  • 血と砂〈1965年〉

    制作年:

    三船敏郎と岡本喜八監督コンビによる時代劇「侍」に続く戦記もの。昭和20年の北支戦線を舞台に、三船演じる曹長と13人の少年軍楽隊員と慰安婦の交流、そして少年たちの壮絶な戦いが描かれる。伊藤桂一原作の『悲しき戦記』が物語の骨子となっている。

  • 妻として女として

    制作年:

    ある中年の大学教授をめぐり、長い間愛人として尽くしてきた女と、子供ができない身体のため、その愛人の子を引き取って育てた妻との対立を描いた成瀬巳喜男作品。高峰、淡島の火花散る演技合戦はすさまじく、どっちつかずの男を演じる森雅之の圧倒的な存在感も強い印象を残す。三者が対面するクライマックスは圧巻。

  • 雲霧仁左衛門

    制作年:

    10年前にかぶせられた無実の罪のうらみを晴らそうと、武家社会を捨て盗賊となり、豪商ばかりを襲って大金を奪い去る怪盗・雲霧仁左衛門。最後の仕事として尾張屈指の呉服商を狙うが、火付盗賊改めとの死闘が始まった。松竹では4年ぶりに製作された大作時代劇。DVDタイトルは「雲霧仁左衛門 修復デジタルマスター版」。

  • 戦場にかける橋2 クワイ河からの生還

    制作年:

    第二次世界大戦中、日本軍の捕虜として鉄道建設に従事し、多くの血や汗を流した連合軍兵士たち。彼らはその後、陸路から海路を経て、日本へと送られる。前作から32年、語られることの少なかった“捕虜たちのその後“を克明に描き、戦争の悲劇を真正面から捉えた戦争映画の力作。

  • 熱海殺人事件

    制作年:

    “たかが熱海で、一介の工員が、よりによって浴衣の腰ヒモでブスを絞め殺したチンケな事件“を、“捜査は芸術だ“がモットーの警視庁の名物刑事が、一級の殺人事件に仕立て上げていくという、つかこうへいの傑作戯曲の映画化。名物刑事役を仲代達矢が怪演している。

  • 闇の狩人

    制作年:

    金権汚職の田沼意次の時代を背景に、勢力の拡大を図る殺しの組織を率いる五名の清右衛門と、それにかかわる人々との愛憎劇、人間模様を現代的なドラマの感覚で描いた時代劇映画の佳作。殺陣に次ぐ殺陣の激烈なチャンバラ・シーンと、舞台美術が見もの。

  • 吾輩は猫である〈1975年〉

    制作年:

    夏目漱石の同名小説の再映画化(最初の映画化は1936年・山本嘉次郎監督)。原作の通り、猫から見た人間世界を映し取り、明治時代の知識人たちの憂うつと倦怠を描く。猫の飼い主の苦沙弥(くしゃみ)先生には仲代達矢が扮しているが、明治という時代に生きる気骨は感じられない。市川崑の演出もサラリとヒョウヒョウとした仕上がり。

  • 日本の熱い日々 謀殺・下山事件

    制作年:

    アメリカの占領下にあった昭和24年7月5日に起こった下山事件を、大胆な推理で“謀殺“とした当時の朝日新聞社の著作をもとに、社会派・熊井啓が描いた作品。国鉄労働者の大量リストラを前にして、下山国鉄総裁が轢死体で発見された。疑問を抱いた記者の追及が始まる……。熱いドキュメンタリー・タッチで目が離せない。

  • 青春の門〈1975年〉

    制作年:

    五木寛之の大河小説『青春の門』の第1部『筑豊篇』の映画化。大正7年、北九州の筑豊炭坑。米騒動が全国に吹き荒れる時、坑夫の伊吹重蔵は、暴動の先頭に立って男をあげる。重蔵の妻は幼い信介を残して他界し、重蔵はカフェの女給・タエを後妻に迎える。だが重蔵は炭鉱内の事故で、坑夫たちを助けに行き死んでしまう。戦後、かつて重蔵とタエを張りあった竜五郎が、タエと信介の面倒をみることになる。映画は劇中の脇役の一人・小沢昭一を語り手とし、信介の成長を通して、大正・昭和史を描く。

  • 陽炎

    制作年:

    「226」の五社=奥山コンビが再び組んで放つ任侠アクション。昭和3年、熊本の花街。料亭八雲にかつてそこの娘だった女胴師おりんが帰って来るが、八雲も今や宿敵岩船一家に乗っ取られ、色と欲に満ちた場所になっていた。そして、おりんは岩船一家を相手に大立ち回りを繰り広げるが……。

  • 「みな殺しの歌」より 拳銃よさらば!

    制作年:

    大薮春彦のハードボイルド小説を「野獣死すべし」に続いて須川栄三が監督した銃撃アクション。兄を殺された主人公が、その裏に銀行強奪によって得た大金の分け前をめぐる争いがあることを知り、兄の遺品ワルサーP-38で復讐を開始する。

  • 栄光への5,000キロ

    制作年:

    パリ~ダカール・ラリーと並ぶ過酷な自動車レース、サファリ・ラリーに挑む日本人ドライバーの勇気と栄光を描く石原プロ製作の超大作。世界に通用する国際映画を作ろうとする製作者・石原裕次郎の熱い思いがこの作品となって結実した。

  • 妖獣都市 香港魔界篇

    制作年:

    菊地秀行の同名小説を、香港のヒットメーカー、T・ハーク製作のもとで映像化したSFバイオレンス。人間界の侵略をもくろむ凶悪な妖獣たちと、“闇ガード“と呼ばれる特別部隊との壮絶な戦いを穏健な妖獣と人間との恋や友情を交えて、アッと驚くSFX映像とダイナミックなアクションを盛り込んで描く。

  • 宮澤賢治―その愛―

    制作年:

    宮澤賢治の人生は人々の幸福を願い、自然を愛する精神に貫かれていた一方、愛に苦悩し続けたものでもあった。質・古着商の長男として生まれた賢治は家業になじめず、自らの理想実現の道を歩み始めた時、父・政次郎との間に葛藤が生まれる。敬愛する父との、親子ゆえの相克。唯一の理解者だった最愛の妹トシとの死別。貧しい農民への愛も報われることは少なかった。それでもなお純粋な心を悩ませながら、人々の幸せを願い孤独な戦いを続けた賢治の愛を描く。宮澤賢治生誕100年を記念して作られた作品。同時期、東映の「わが心の銀河鉄道 宮

  • 野獣暁に死す

    制作年:

    恋人殺しの罪を着せられた男が出獄して4人の男を雇い、真犯人の強盗団のボスに復讐するまでを描くマカロニ・ウエスタン。仲代達矢が悪役で出演し、話題となった。主演のM・フォードはブレッド・ハルゼイの改名。劇場公開は日本語吹替版だった。

  • 子連れ狼・その小さき手に

    制作年:

    柳生一族の画策により妻を殺され、公儀介錯人の地位も追われた主人公、拝一刀が復讐を誓い、息子の大五郎を連れて旅に出る……。このおなじみの物語を、原作者、小池一夫の強い希望により、活劇調の前シリーズとはうって変わって、親子の情愛や絆を前面に押し出して描いた本格派時代劇。かつてのトレード・マークであった“乳母車“は登場せず、アクションも豪快さは消えたものの、情感豊かな好作に仕上がった。ラスト、波打ち際で繰り広げられる主人公と宿敵、柳生烈堂との対決は、緊張感にあふれ見ごたえがある。

  • トリナクリア PORSCHE959

    制作年:

    メカニックなポルシェのエンジン音に魅せられて失踪した、幻の音楽家を探して旅する男の物語を、ある映画監督が紆余曲折を経て何とか完成させるまでを描いた作品。西ドイツ、オーストリア、イタリアを舞台に疾走するポルシェ959の雄姿が映える。

  • 食卓のない家

    制作年:

    1972年2月に起きた連合赤軍浅間山荘事件を素材にした原作をもとに、過激派を長男に持った一家庭を、1973年の早春・晩春・梅雨・初秋・晩秋と五つの時節にわたってたどった社会派ドラマ。ヴェネチア映画祭でも好評を博した。小川真由美が母親役を熱演。

  • 座頭市 THE LAST

    制作年:

    【香取慎吾が、伝説の男の最期を演じる】 勝新太郎の当たり役として、映画史にその名を残す屈指の名キャラクターにして、北野武が映画で、三池崇史が舞台で復活させた“座頭市“に、阪本順治監督&香取慎吾という新鮮なコンビが挑む話題作。盲目の按摩、市の人生の最期を描くという本作は、タイトル通り、正真正銘の“最終章“。悪を斬って斬って斬りまくってきた市が、最後に“見る“ものとは?

  • 続 人間革命

    制作年:

    創価学会の誕生を描いた「人間革命」の続編。創価学会を大きくしようと努力を続けていた戸田は、勉強会で熱心に戸田の話を聞いていた山本伸一を経営する正学館に採用、『少年日本』の編集長に抜擢する。しかし、事業はうまくいかず、営業停止になってしまう。会員でヤクザの組長である島谷が資金援助を申し込むが、戸田は断る。数日後、島谷は抗争により死亡してしまい、そのことがもとで、戸田は宗教の道に専心することを決意するのだった。

  • 人間革命

    制作年:

    創価学会の誕生をドキュメンタリー的に描いた作品。札幌から上京した戸田は、友人に紹介された小学校校長の牧口の考え方に感銘を受ける。その後、牧口は日蓮正宗に入信し、続けて牧口と戸田は“創価教育学会“を創設する。時は昭和5年であり、時局柄、当局は二人の活動を制約、ついには特高警察に逮捕される。牧口は獄中で仏教に打ち込み、日蓮の教えを理解するまでに至るが、栄養失調のため亡くなってしまう。昭和20年7月に出獄した戸田は、牧口の教えを継ぐべく、努力を続ける。事業も上手いき、仏教の勉強会も会員を増やしていく。そし

  • 引き出しの中のラブレター

    制作年:

    【伝えられなかった言葉たちが、静かな感動を生む】 言い出す機会を逃した、勇気がなかった、うまく言葉が見つからなかった……そんな“引き出しの中の言葉たち“が、あるラジオ・パーソナリティの試みで世に放たれた時、リスナーたちの生活にある変化が訪れる。常盤貴子、林遣都、八千草薫、仲代達也ら多彩なキャストを揃えて描く感動作。人気ドラマを数多く手がけてきた三城真一が監督を務める。

  • 犬神家の一族〈2006年〉

    制作年:

    【横溝ワールドの傑作を、黄金コンビで再映画化】 横溝正史の名探偵推理小説を、横溝ワールドの大ファンである名匠・市川崑監督が映画化し、大ヒットを記録した日本映画の金字塔を30年ぶりに再映画化。よれよれ袴にぼさぼさ頭で事件を解決する名探偵・金田一耕介の活躍を、市川崑&石坂浩二のオリジナル監督・主演コンビが再登板し、豪華なオールスターキャストとともにスケールアップして描き出す。

  • 宇宙戦艦ヤマト 完結編

    制作年:

    ブームを巻き起こした“宇宙戦艦ヤマト“劇場版シリーズの、文字通りの完結編。作品を代表するヒーロー・古代進と、ヒロイン・森雪の、メイクラブが描かれて話題を呼んだ。西暦2203年、銀河系と他の小宇宙との接触を調査しに飛び立った宇宙戦艦ヤマトは、ディンギル星の宇宙艦隊に攻撃される。地球も水の惑星・アクエリアスによる水没の脅威と、ディンギル軍の猛襲にさらされ、ヤマトは決死の戦いの果てに、ディンギル軍を打ち破るが……。物語の途中で、第1作で死んだはずの沖田艦長が実は……という、意外な展開がある。

  • 蝦夷館の決闘

    制作年:

    群像劇仕様のアクション時代もの。徳川幕府の崩壊寸前。公儀御用達の漕船問屋・越後屋の命を受け、蝦夷館の当主に拉致されているロシアの伯爵令嬢・ワルサを救出しようとする江戸三界を食いつめた8人の男たち。彼らとロシア軍、幕府軍が絡んで凄絶な戦いが始まる。

  • EAST MEETS WEST

    制作年:

    岡本喜八監督がアメリカ西部を舞台に描いた痛快アクション・コメディ。1860年、開国を決意した幕府は、サンフランシスコに日米修好使節団の護衛として咸臨丸を送りこむ。そこには開国を阻止するためにアメリカにやってきた刺客の健吉と、艦長護衛役の忍者の為次郎もいた。しかし船が着くやいなや、一行の秘密資金3千両が何者かに奪われてしまい、本来なら敵同士の健吉と為次郎がその行方を追うことになり……。ニューメキシコ州サンタフェでロケ撮影を行うなど、岡本監督の熱意が感じられる快作。DVDは「岡本喜八・邂逅編/STRANGERS DVD-BOX」に収録。

  • 月光の夏

    制作年:

    出撃前の最後の思い出に、ピアノを弾いた特攻隊員の実話を映画化した人間ドラマ。昭和20年初夏。佐賀県にある鳥栖小学校のピアノ係をしていた吉岡公子のところに、二人の特攻隊員が訪れる。彼らは、出撃前にピアノを弾きたいと言い、一人はベートーヴェンの『月光』を、もう一人は『海ゆかば』を歌って去っていった……。映画はさらに、二人のうちの生き残った特攻隊員にスポットを当て、戦争時の抑圧された青春像を描いていく。

  • いのち・ぼうにふろう

    制作年:

    黒澤明、木下惠介、市川崑とともに“四騎の会”を結成した小林正樹が、結成後の第1作として作った時代劇。題名の「いのちぼうにふろう」は、アウトローたちが若者の純愛にほだされて“命を棒にふろう”とまでして、恋を実らせるという物語からきている。安楽寺は四方を堀に囲まれた“島”に建っていた。そこは一膳飯屋だが、無頼漢たちが住みついた吹き溜まりでもあった。ある日、そこへ無銭飲食で袋叩きにあっていた青年が逃げ込んできた。青年は幼なじみの娘が女郎に売られるのを助けようとして、店の金に手をつけたのだった。

  • ブルークリスマス

    制作年:

    世界の各地でUFO目撃者が続出、目撃者の血は青色に変わるという噂が飛びはじめる。特殊部隊勤務を任命された国防長参謀本部の沖は、自分の恋人からUFOを見たことを告白され、そして恐るべき展開へ……。倉本聰脚本による日本では珍しいSFロマン。岡本喜八監督のユニークな視点が楽しめる快作にして怪作。

  • 娘・妻・母

    制作年:

    井手俊郎と松山善三のオリジナル脚本を、成瀬巳喜男が演出。山の手の中産階級の一家が、金銭面の問題から家族の間に亀裂を生んでいく様を、オールスターで描く。劇中で主人公たちが撮る8ミリで、映画のトリックが暴かれるシーンが興味深い。

  • 火の鳥〈1978年〉

    制作年:

    手塚治虫の長編SFマンガ『火の鳥・黎明編』の映画化。永遠の時間にわたって人類の運命を温かく見守る“火の鳥”の視点から、人類の歴史を描いた作品で、日本の古代史のヤマタイ国を舞台にしている。部分的にアニメーションを使用。

  • 金融腐蝕列島・呪縛

    制作年:

    【ベストセラーを映画化経済の腐敗をえぐり出せ!】 産経新聞に連載された高杉良の小説に基づく経済ドラマ。大手銀行の改革に挑んだ男たちの奮闘が力強く描かれる。金融の腐蝕構造を一蹴しようとする主人公を役所広司が熱演。

  • 黒い河

    制作年:

    アパートとは名ばかりの朽ち果てた長屋・月光荘。その立ち退き問題をめぐって繰り広げられる様々な人間模様を、一人の大学生の目を通して辛辣に描き出した異色の人間ドラマ。自分を犯したヤクザに惹かれる思いを断つために、殺意を抱く若い娘の心理を、コントラストの強いモノクロ画面に煮つめた演出パワーが特筆ものだ。撮影を担当したのは、小津作品でも知られる名手・厚田雄春。

  • 地獄変

    制作年:

    芥川龍之介の同名小説の映画化。平安朝を舞台に、時の権力者である貴族と、地獄絵に憑かれた絵師との葛藤を様式美たっぷりに描く。憑かれたようにリアルな地獄絵を追求する絵師の仲代達矢と、高慢な貴族の中村錦之助が演技の火花を散らす。

  • 朝やけの詩

    制作年:

    舞台は、観光開発計画が進む信州の美しい高原地帯。自然の破壊に反対する地域の人々と、それを着々と切り崩していく会社側やもうけを狙って暗躍する政治家たちの姿を描く。脚本の桂明子は熊井監督夫人。現代の環境破壊を先取りした人間ドラマ。

  • 優駿 ORACION

    制作年:

    1987年吉川英治文学賞を受賞した宮本輝の小説を映画化。北海道の小さな牧場で生まれた1頭の馬。“オラシオン(祈り)”と名付けられたその馬が、競走馬として日本ダービーに出場するに至るまでを描く。監督はTV「北の国から」のフジテレビ・ディレクター杉田成道で、感動的な一編に仕上げた。クライマックスの日本ダービーでは、同年の実際のレース映像が使用されている。

  • 無頼漢〈1970年〉

    制作年:

    河竹黙阿弥の歌舞伎劇「天衣粉上野初花」(くもにまごううえののはつはな)の映画化。“天保六花撰”の面々が活躍する。河内山宗俊が贋僧に化けて大名屋敷に乗り込み、質屋の娘を救出した上に金をせしめるくだりは痛快。脚本は篠田作品と相性の良かった寺山修司。

  • 豪姫

    制作年:

    古田織部は、秀吉によって死罪となった利休の代わりに茶事を任されることになる。秀吉の養女・豪姫と下人ウスは追われ、豪姫は豊臣が徳川に敗れたことにより生家預かりの身となった。そして時が流れた。ウスはもう40を過ぎてはいるが、まだ美しさを残した豪姫に再会する。また、織部は徳川家の茶の指南役になっていたが、彼と家康との関係は、利休が死罪になる直前の秀吉との関係と酷似していた。そんな頃、豪姫は利休の命日に織部を招いて茶会を開くが……。勅使河原監督の前作「利休」の姉妹編とも言える力作で、宮沢りえの老け役も話題になった。

  • 四谷怪談〈1965年〉

    制作年:

    原作は歌舞伎の当たり狂言として名高い鶴屋南北の代表作。何度となく映画化され、日本映画の夏の興行には欠かせない素材として名高い。豊田演出は原作を古典として忠実に解釈、グロテスクな要素は排した。歌舞伎界から参加した第十七代目・中村勘三郎の怪演が圧巻。

  • 挽歌〈1976年〉

    制作年:

    最果ての町、釧路を舞台に、どこか冷めている妖精のような少女と、妻の不貞を知って悩む中年男、そして成熟した魅力を持つ妻との愛の葛藤を描いた作品。原田康子のベストセラー小説の映画化で、都会の高層ビル街には生き得ない女を秋吉が好演。

  • 人間の條件 第1部・純愛篇/第2部・激怒篇

    制作年:

    愛する妻とともに、決して楽ではないが幸せな日々を送っていた梶。だが、そんな彼らに戦争の影が迫っていた。ある日、梶は召集令状を受け取る……。シリーズ導入部のここでは夫婦の像がメインに押し出され、続く悲劇とのあざやかなコントラストを成す。DVDは「人間の條件DVD-BOX 全6巻」に収録。

  • 道〈1986年〉

    制作年:

    長距離トラックの運転手ジャン・ギャバンと、ドライブインのウェイトレス、フランソワーズ・アルヌールの哀しい大人の恋を描いたフランス映画の名作「ヘッドライト」(1956)の日本版リメイク。仲代と藤谷が恋に落ちるロード・ムービー・スタイルの作品。

  • ハチ公物語

    制作年:

    有名な忠犬ハチ公の物語。秋田の片田舎で生まれた子犬が、東京の大学教授の家にもらわれてハチという名をもらう。成長したハチは、いつしか教授を渋谷駅まで送り迎えするのが日課となるが、教授は病気で帰らぬ人となる。しかしハチは雨の日も風の日も渋谷駅で教授の帰りを待つ……。渋谷駅前の名物になっている銅像“ハチ公“の物語が、てらうことなく丁寧に描かれ、ストレートな感動を与えた。特に秋田の片田舎で子犬が生まれる場面は、山本嘉次郎監督の動物映画の名作「馬」(1941)を思わせる名シーン。主人を求めていつもの道を駆けるハチ公を、カメラは距離を置き、犬の目の高さで捉えている。

  • サザエさん

    制作年:

    サザエさん一家は弟のカツオ、妹のワカメとお父さん、お母さんの5人暮らし。長女のサザエさんは高校を卒業してもおてんばぶりを発揮している。やがて彼女が雑誌社“女性クラブ“に入社して……。

  • 影武者

    制作年:

    黒澤明が久しぶりに挑んだ時代劇として話題を集め、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した。外国版プロデューサーとしてフランシス・F・コッポラとジョージ・ルーカスが参加し、アメリカでも公開されて独創的な様式美と壮麗な合戦絵巻が評判を呼んだ。日本での黒澤映画は「どですかでん」以来10年ぶり。ロケは北海道から姫路城、熊本城と日本を縦断し、富士山麓には壮大な武田屋形のオープンセットも建てられた。あやうく処刑をまぬがれた盗人が武田信玄の影武者となり、信玄の幻に威圧されながらも敵をあざむいていくという設定は面白いが、往年の黒澤映画を貫くヒューマニズムが影をひそめたことは否めない。

  • 北の螢

    制作年:

    明治初期の北海道・石狩原野を舞台に、夢と野望に命を賭ける男たちと、燃えたつ女たちの愛と憎しみを描いたスペクタクル・ロマン。北海道開拓にかかわる残酷物語で、高田宏治のオリジナル脚本。岩下志麻の熱演が作品に幅をもたせている。2004年の「北の零年」へのヒントにもなった1作。

  • 日本海大海戦

    制作年:

    東宝が、この後、年1本のペースで製作していく戦記大作“8・15“ものの第1作。明治の日露戦争を、東郷平八郎大将をメインとして描いている。クライマックスはバルチック艦隊と連合艦隊の大海戦。これが事実上最後の映画となった円谷英二特技監督は、自らの特撮技術の、一つの集大成とも言うべき、実写さながらの迫力ある戦争シーンを作り上げている。ドラマとしては平板だが、戦争映画の特撮を語るうえでは、はずせない作品。

  • 姿三四郎〈1977年〉

    制作年:

    1943年黒澤明、1955年田中重雄、1956年内川清一郎、1970年渡辺邦男に続き、5度目の映画化。今回は姿三四郎が矢野正五郎に弟子入りしてから、桧垣源之介を倒す正編と、源之介の弟・鉄心と源三郎を倒すまでの続編が、オールスターキャストで一挙に描かれる。

  • 遠野物語

    制作年:

    古くから伝承と民話の宝庫とされる、岩手県上閉伊郡の早池峰山麓から遠野に至る地方の話の集大成、『遠野物語』に基づいて作られた幻想的フィクション。岩手放送開局30周年を記念して製作された作品。伝承の暗い部分が主に強調されているが、物語性のある隠れた名作。

  • 人間の條件 第5部・死の脱出/第6部・曠野の彷徨

    制作年:

    敗戦後、梶は強制労働所から逃亡、故郷と妻を夢見て放浪の生活を送る。ついに肉体と精神の極限状況にまで追い込まれ、吹き荒れる吹雪の中、力尽きて倒れてしまう……。壮大なスケールで戦争と人間、愛と憎しみを描いたシリーズの完結編。DVDは「人間の條件DVD-BOX 全6巻」に収録。

  • 人間の條件 第3部・望郷篇/第4部・戦雲篇

    制作年:

    関東軍に初年兵として召集された梶は、上官らの不条理な命令には従わず、あえて自分を曲げなかったために、様々なリンチを加えられる。それでもなお自己の信念と主張を貫こうとする梶の目に映った軍内の生活は、戦争によって醜く歪められた世界だった……。上官たちのリンチに耐えに耐えぬく梶の姿は大衆の共感を呼び、第1・2部を上回る大ヒットを記録。宮島義勇によるカメラも、画面に空を広くみせる独特のアングルで強く印象に残る。梶の妻がはるばる夫を訪ねて現れ、二人が久しぶりに再会する雪の夜のラストシーンは胸をしめつけられるほど美しい。DVDは「人間の條件DVD-BOX 全6巻」に収録。

  • 暗夜行路

    制作年:

    志賀直哉唯一の長編小説を、豊田四郎がドラマチックに映画化。原作では、主人公・時任謙作は意志の強い青年として描かれているが、ここでは池部良のキャラクターもあって、出生の秘密に悩むインテリとして登場する。謙作の妻となるお直に扮した山本富士子の演技も見もの。

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