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岡田茉莉子
出身地:東京
生年月日:1933/1/11

岡田茉莉子 出演映画作品

  • エリ・エリ・レマ・サバクタニ

    制作年:2006年1月28日(土)公開

    『レイクサイド・マーダーケース』の青山真治監督が、『Helpless』以来10年ぶりに浅野忠信と再会して贈る、大人のための寓話。正体不明の“自殺病”に立ち向かえるのは、あるふたりの男が奏でるノイズミュージックだけ。そんな設定を基に、荒涼とした風景に“爆音”をかぶせる実験作だ。

  • 鏡の女たち

    鏡の女たち

    制作年:2003年4月5日(土)公開

    名匠、吉田喜重監督が長年熟考してきた広島の原爆問題に取り組み、『嵐が丘』以来15年ぶりに発表した新作。20数年ぶりに再会を果した3世代の女性を通して、親子の愛情と絆を描く。

  • おもちゃ〈1999年〉

    制作年:1999年1月15日(金)公開

    「忠臣蔵外伝・四谷怪談」以来、4年ぶりとなる深作欣二の新作。昭和30年代の京都・花街を舞台に、舞妓になることを夢見る少女の成長ドラマがエネルギッシュなタッチで綴られる。

  • 日日の背信

    制作年:

    地位も財産も何一つ不自由しない経済雑誌の社長が、山の温泉宿で出会った女・幾子に惹かれていく。彼女は銀座の宝石商の妾だったが、社長と出会ったことによって人生を立て直す決心をし、二人は激しく結ばれる。しかし、社長には病身の妻がいて……。愛とモラルの狭間に揺れる社長役を佐田啓二が熱演する不倫メロドラマ。

  • 煉獄エロイカ

    煉獄エロイカ

    制作年:

    吉田喜重が松竹を退社して設立した現代映画社とATGの提携による1千万円映画。原子力機構の研究員の庄田力弥は、平和だが、頼りなく漂う時間に生きている。しかしある時を境に、彼は破滅への道を歩まざるをえなくなる……。明確に連続するストーリーというものはなく時に応じて性・政治・革命などの様々なイメージが割り込んでくる。賛否両論に分かれた前作「エロス+虐殺」をしのぐ難解な迷宮映画。

  • さらば夏の光

    制作年:

    日本のヌーヴェル・ヴァーグを牽引していた吉田喜重監督が、欧州7ヵ国ロケを敢行して撮り上げたロード・ムービー仕立ての異色ラブ・ロマンス。ヨーロッパ各地の美しい風景と美旋律のサウンドトラックに包まれて大人の恋が紡ぎ出される。リスボンで日本人の女と巡り会った主人公の男。彼女は人妻で、夫と共にパリで暮らしているという。ある日、彼女がノルマンディーへの二人旅に誘ってきた……。

  • 喜劇 各駅停車

    制作年:

    ナポレオンを尊敬し、同僚からナポ源と呼ばれるベテラン機関士・源吉は55歳。助士の咲平は助役から源吉に退職を説得してくれと言われる。頑固者同志の源吉と咲平の頑固くらべが始まった。しめっぽいところがかなり見られる人情喜劇。

  • 炎と女

    制作年:

    人工受精をテーマに、吉田喜重監督が撮り上げた心理ドラマ。造船技師の伊吹と妻の立子の間には1年と7ヵ月の一人息子がいたが、実はその子は人工授精によって生まれた子だった。精子の提供者である坂口の妻は、その子が坂口と立子の姦通で生まれた子と思い込み、自分は伊吹を誘惑しようとする……。

  • 情炎〈1967年〉

    制作年:

    1966年に直木賞を受賞した立原正秋の小説『白い罌粟(けし)』を原作に、日本のヌーヴェル・ヴァーグを牽引していた吉田喜重監督が撮り上げた女性映画の意欲作。女性の性とその心理を斬新な演出によって映し出す。玉の輿に乗って結婚した女の夫には愛人がいた。ある日、亡き母の愛人だった男と再会し、妙に懐かしい気持ちになり、やがて……。

  • 女のみづうみ

    制作年:

    愛人・北野と情事を重ねる宮子は、ある夜自分の裸体を北野に撮らせたが、そのフィルムを暴漢に奪われる。以来、宮子は見知らぬ男の脅迫を受け、ついに男に指示された列車に乗るのだった……。川端康成の小説『みづうみ』より着想を得て、自由に翻案した吉田喜重作品。写真の中の女をモチーフに、虚像と実体の関係を問いかける。

  • 凍河

    制作年:

    五木寛之の同名小説をドラマティックに映画化。精神病院を舞台に、赴任してきた青年医師と、完治しているのに退院しようとしない女性患者との愛を中心に、戦時中、アル中患者がこの病院の院長と一緒に細菌戦略部隊にいたこと、病院経営の行きづまりなどが描かれる。テーマ曲は荒井(現・松任谷)由実の軽快なポップス。

  • 水で書かれた物語

    制作年:

    母子相姦を描いた石坂洋次郎の同名小説を、松竹を離れフリーになった吉田喜重が撮った独立プロ第1作。松谷静雄は母・静香との二人暮らしのサラリーマンだが、幼い頃から静雄の父が胸を病み、病院暮らしが多かったためか、内向的な性格だった。静香は女手一つで静雄を育ててきたが、町の権力者・橋本と不倫の関係を結んでいた。静香と橋本は静雄に、橋本の娘・ゆみ子との結婚を勧める。“異母兄弟の結婚だ”と叫ぶ静雄だが、やがてゆみ子と結婚する。苦悩する静雄は母と関係を結ぶ。吉田はフォトジェニックな映像を使って、母子相姦を内向する観念として描いた。

  • 喜劇 命のお値段

    制作年:

    刑期を終え、出所した二人の男は、互いにまともな仕事につこうと別れるが、1年後ふとしたことで偽医者、偽教師となって再会。ちょうどそのころ食品公害が発生し、二人は公害発生源の食品会社に殴り込みをかける。交通戦争、医療制度問題、公害問題といった時事的問題を扱った前田陽一のシリアス調の喜劇。

  • 黒の奔流

    制作年:

    松本清張の小説『種族同盟』を映画化した社会派サスペンス。殺人容疑で法廷に立った旅館の女中と敏腕の弁護士。二人の間にはやがて情交ができるが、男の方がほかの女と結婚すると知り、女は復讐する。岡田茉莉子が女の情の怖さを表現して巧演。

  • 樹氷のよろめき

    制作年:

    札幌で美容院を経営する百合子は、愛人の高校教師・杉野と冬の旅に出る。これを最後に杉野と別れるつもりでいた百合子は、杉野の目覚める前に旅館を出て、かつての恋人・今井のもとへ向かった……。一人の女をめぐる二人の男の葛藤と、その果ての一方の死を描いた吉田喜重監督の現代の愛のドラマ。

  • 告白的女優論

    告白的女優論

    制作年:

    岡田茉莉子、浅丘ルリ子、有馬稲子という3人の女優それぞれを主人公とするエピソードで構成。撮影開始を前に、失語症、自殺癖、性的恐怖など、様々なトラブルが彼女たちを襲う。吉田監督は、すべてが虚構の産物である女優という存在を鋭く描き出す。DVDは「吉田喜重全集 [68-73] 性と政治の季節」に収録。

  • あすなろ物語

    制作年:

    井上靖が少年の成長を描いた原作を黒澤明が脚色した作品。監督の堀川弘通は黒澤の助監督だったが、これは監督第1回作品。おばあちゃん子の気弱な少年が成長していく年代記ものである。題名は、桧になろうとする“あすなろ”の木に由来している。黒澤ヒューマニズムを理解する上でも貴重な作品。

  • 男ありて

    制作年:

    家族のことをいっさい顧みず、仕事一筋に生きるプロ野球監督・島村。家族に相談もなしにルーキー選手を家に同居させるほどの彼が、ある日1ヵ月の出場停止を命じられ……。ホーム・ドラマには定評のあった丸山誠治が、新たに仕事と家庭というテーマに踏み込んだ作品。撮影は、成瀬巳喜男とのコンビで知られる玉井正夫。志村喬がお好み焼きを焼くシーンと、ラストの妻の墓に語りかけるシーンは、秀逸。

  • 斑女

    制作年:

    ナイトクラブのホステスを主人公にした、中村登監督お得意の大船調女性映画。夫を捨てて義弟と駆け落ちした英子は、東京でナイトクラブに勤めることになる。やがて義弟の心は英子から離れていくが……。原作は、村松梢風の短編『塔』『斑女』『波の塔』の3編を一つにまとめたものである。

  • 土砂降り

    制作年:

    東京・南千住の連れ込み旅館の女主人阿部たねは、初枝という女中を使い、3人の子供たちと暮らしていた。長女の松子は同僚の一夫と結婚話が進んでいたが、一夫の母の反対で破談に。自暴自棄となった松子は家出し、キャバレーのダンサーに身を落とす。新派で上演された北条秀司の原作を、中村登が演出した異色編。

  • 序の舞

    序の舞

    制作年:

    明治時代に画家として、また未婚の母としてひたむきに生き、女性として初めて文化勲章を受けた上村松園をモデルに、その一生を描いた作品。メロドラマになりがちなテーマを、中島貞夫が清楚で気品あふれる画風で骨太の女性映画に仕上げた。名取裕子が好演。

  • 秋刀魚の味

    制作年:

    巨匠・小津安二郎の遺作となった作品。小津自身は家庭を持たず、母と二人きりの生活を送ってきたのだが、その母をこの「秋刀魚の味」の構想中に失った。娘を嫁に出した父、あるいは母の孤独というのは小津作品に繰り返し現れるシチュエーションだが、真の孤独を味わった小津によって描かれたこの作品での父親役・笠智衆の、淋しさに震える背中は今までにないすご味がある。娘と暮らす初老のサラリーマンは、婚期の娘の結婚を心配する。娘には好きな相手がいるらしいが、はっきりしない。父は、同僚から娘の見合いを勧められる。縁談はもたつきながらやがてまとまり、娘は嫁いでいく……。どちらかといえば、軽いコメディ・タッチで作られているところが、逆に父親の孤独感を浮き彫りにして秀逸である。娘を演じた岩下志麻の快活さも新鮮で、原節子が演じてきたしっとりした感じとは違った味わいがある。この作品を最後に翌年、小津は60才の誕生日にその生涯を閉じた。

  • 猟銃

    制作年:

    「わが愛」「白い牙」に続く五所平之助のいわゆる“井上靖・愛の3部作”にあたる。離婚した女は従妹の夫の愛人となる。ある日、別れた夫と再会し復縁を迫られた彼女は、戸惑いながらもそれを断る。やがてその前夫が他の女と結婚することを知り、女は自殺する。

  • 集金旅行

    制作年:

    異なった目的を持つ二人の男女が繰り広げる珍道中もの。お互いに喧嘩しながらも、次第に恋仲になっていく過程をローカルカラーを巧みに取り入れ、ユーモアを交えながら描き出す。桃井かおりと渡瀬恒彦主演で「神様のくれた赤ん坊」の題名でリメイクされている。

  • 娘三羽烏

    制作年:

    佳代子・恵美・敬子、大親友のOL3人組それぞれの恋模様を描いた、松竹お得意の三羽烏青春喜劇。新婚旅行の行き先が八丈島というあたりに時代を感じるものの、今なら逆に新鮮だ。監督は松竹メロドラマや青春喜劇路線作を数多く手掛けた穂積利昌。

  • エロス+虐殺

    制作年:

    アナーキスト・大杉栄の衝撃的な半生を前衛的な手法で描いて、自由が政治に圧殺される構図を映像化した力作。1960年代頃の松竹出身の若手監督を中心として、松竹ヌーヴェル・ヴァーグという言葉が使われたことがあったが、そのなかでも最も特異で最も過激なスタイルに突入していったのがこの吉田喜重である。とりわけ、本作はその頂点に位置するもので、大正アナーキズムを呼吸した人物たちと、1970年当時のフリー・セックス志向の風俗が、時間軸・空間軸を超越して同一画面に現れるという斬新な試みに成功している。露出オーバーを意図的に貫いたモノクローム撮影、きわめて精神性の高い音楽も特筆に値する。DVDは「吉田喜重全集 [68-73] 性と政治の季節」に収録。

  • 流れる

    制作年:

    幸田文の同名小説を映画化した成瀬巳喜男監督の名作。「めし」「晩菊」の名コンビ、田中澄江と井手俊郎が脚色を担当、東京の下町にある芸者置屋を舞台に、住み込みの女中の目を通して花柳界に生きる女たちの姿を描いている。出演は、18年振りに復帰した日本映画草創期の大スター・栗島すみ子をはじめ、女中役の田中絹代、女将の山田五十鈴とその娘・高峰秀子、そして芸者を演じる杉村春子、岡田茉莉子、中北千枝子とまさにそうそうたる顔ぶれ。こうした大女優の競演に際し、成瀬の演出は、派手で大仰な芝居よりはむしろ抑えた演技を要求しており、それにより各人の持ち味が十二分に引き出されて緊張感を高めている。衣装や小道具にも細かい配慮がなされ、女優たちの魅力と相まって実に印象深い。女優の芸と個性がぶつかり合い絡み合った、白粉の匂いにむせかえるような、まさしく女の世界である。

  • 秋津温泉

    制作年:

    藤原審爾の小説を、岡田茉莉子が企画し、吉田喜重が脚色・監督した作品で、「ろくでなし」での鮮烈デビュー後やや低迷していた吉田の代表作となった。敗戦の直前、岡山県の山奥の温泉“秋津荘”に結核の治療でやって来た青年が、宿の娘の看病で一命をとりとめる。敗戦の知らせを聞いて、涙を流す純情で無邪気な娘に、暗い時代に絶望していた青年は、感動を覚え精神的にも救われた思いをする。その後も、彼は幾年かおきに秋津を訪れるが、年を追うごとに、堕落した俗悪な中年男に変貌していく。女も旅館の経営に行きづまり、時の流れを受け入れられずついには心中を図るが……。戦中戦後をくぐり抜けてきた男と女の情念を、美しい日本の四季を背景に描いた本作は、これまでの、松竹メロドラマの偶然のすれ違いによって結ばれないという定型を、思想的精神的なすれ違いに置き換えるという吉田の意図によって、戦後日本人の歩みをも表現。吉田と岡田はのちに結婚して、二人で数多くの作品を作ることになる。

  • 愛情の系譜

    制作年:

    原作は円地文子の新聞小説。この時期、五所平之助は松竹で、井上靖ら人気作家の小説をもとにメロドラマを連続して作っていた。この作品もその一つ。社長令嬢と結婚するために、恋人が二人の関係を清算したがっていることを知ったOLの心理を追う。

  • 浮雲〈1955年〉

    制作年:

    成瀬巳喜男監督の代表作であり、世界映画史に燦然と輝く名作中の名作。原作は成瀬がその出世作「めし」(1951)以来、「稲妻」(1952)、「妻」(1953)、「晩菊」(1954)と立て続けに映画化して成功した林芙美子の同名小説。戦時中、赴任先のインドシナで愛し合った妻ある男を追って引き揚げてきたゆき子は、次から次へと女を変える相手の自堕落さに、一時は外人相手の娼婦にまで身を落とすが、別れることができない。二人で新しい生活を始めるべく旅立った小島でゆき子は男に見とられながら病死する……。起伏の激しい物語展開でありながら、成瀬の冷徹な対象凝視の姿勢は一貫しており、主人公を演じる高峰、森の緊張感みなぎる絡み合いを捉えて、その演出スタイルは一つの頂点に達したといえる。地の果てまでも男を追うヒロインは、映画が描き得た最も鮮烈な女性像の一つであり、女優・高峰秀子の名は永遠に映画史に刻まれた。小津安二郎の言葉“俺にできないシャシンは溝口の「祇園の姉妹」と成瀬の「浮雲」だ”はあまりにも有名。

  • 恋化粧

    制作年:

    今日出海原作『君死に給うことなかれ』の映画化。1954年、日本初のSF大作「ゴジラ」を大ヒットさせた本多猪四郎が、その次回作として撮り上げた作品。とはいえ、これは特撮ものではない純然たる文芸映画。自分の会社の自動車盗難事件の犯人を追う力彌と、彼を慕う芸者・初子の恋の行方を描いている。

  • 人間の証明

    制作年:

    「犬神家の一族」に続く角川春樹事務所製作第2作。日本のオールスター・キャストに加え、アメリカロケ、一流のアメリカ俳優の起用、そしてなによりTVスポットの大量放映という当時としては破格の宣伝方法によって大ヒットを飛ばした。角川映画はこうして映画界に確固たる地位を築き、以後話題作、ヒット作を作り続けていくことになる。また脚本を一般公募で募集したことでも話題となったが、選ばれた脚本がプロの手になるものだったのは皮肉。事件の手掛かりになる西条八十の詩も流行した。アメリカからやって来た黒人青年の不審な死をきっかけに、高度成長する戦後日本の、母子の悲劇が浮かび上がる。

  • 宮本武蔵〈1954年〉

    制作年:

    戦前から何度も映画化された吉川英治の剣豪小説を稲垣浩監督と三船敏郎の名コンビで映画化した大作。関ヶ原の戦いに参加して敗れた武蔵が、沢庵和尚の教えで修行の旅に出るまでが描かれる。

  • 今年の恋

    制作年:

    正月映画として製作された軽いタッチの風俗映画。親友同士の高校生・光と一郎、それぞれの兄と姉ということで偶然出会った正と美加子。正は美加子に一目惚れしてしまう。美加子はいつまでもつっけんどんな態度をくずさないのだが……。「東京湾の突風野郎」など新東宝作品で活躍していた吉田輝雄の松竹移籍第1作。

  • 制覇〈1982年〉

    制作年:

    日本最大のヤクザ組織の3代目狙撃事件に端を発し、激化した抗争のドラマを、揺れ動くヤクザの家族を中心に描ききった中島貞夫の超大作。三船・菅原・若山といったヤクザ映画の常連俳優たちを、岡田茉莉子が貫禄の演技でビシリと締めている。

  • 次郎長三国志 荒神山・前編

    制作年:

    吉良の仁吉は祭礼の賭場をめぐる神戸の長吉と安濃徳の縄張り争いの仲裁に立つ。しかし、仁吉は安濃徳の黒幕である黒駒勝蔵を敵に回してしまい、清水一家とともに荒神山で一戦を交えた際に、銃弾に倒れる。結局「荒神山」は前編だけで後編は作られなかった。

  • おしゃべり社長

    制作年:

    平和玩具社長・大前田の海外出張のため、代理社長に選ばれたのは元社員で今はルンペンの早乙女修。就任早々改革の嵐と長~いおしゃべり訓辞に社員たちはキリキリまい。新製品“笑う玩具“の売れいきやいかに?

  • どろんこ天国

    制作年:

    「この世の花」10部作で知られる穂積利昌監督の人情もの。当時反響を呼んだ小学1年生の作文『私のお母ちゃん』をもとに、道化師の母を持った少年が、周囲の眼から恥ずかしさを覚え、それを乗り越えて母親への愛に目覚めていく様を描いた。

  • さらばラバウル

    制作年:

    本多猪四郎の、「ゴジラ」の前作にあたる戦争メロドラマで、当時流行した戦争歌謡、『ラバウル小唄』に絡めた企画。太平洋戦争末期、ラバウル駐在の航空隊で鬼隊長と呼ばれた若林大尉を中心に、彼と看護婦すみ子のロマンスなどを織り込んで、敗色濃い戦地の悲惨さを描いている。特殊技術は、円谷英二。

  • 毒薬の匂う女

    制作年:

    裏で悪どい恐喝を続ける経済研究所の所長と、そのための手段として働かされる悲劇の養女との愛憎を描くサスペンス映画。一流宝石店のオーナーである美也子は、店の客から情報をつかんでは父親の信也に密告していたが、次第に信也を憎むようになっていく。

  • 激動の1750日

    制作年:

    日本最大の暴力組織の三代目組長および若頭が相次いで急死。組長の残した“組織“という巨大な遺産をめぐり、組は現状維持を望む古参幹部と、現状に飽き足らぬ若手武闘派の真っ二つに分かれる。ヤクザ映画の集大成ともいえる実録タッチの集団抗争劇。本格的ヤクザに初挑戦の中井貴一が迫真の演技。

  • 女囚と共に

    制作年:

    他の娘と結婚した無情な男の新居に放火した女、前科11犯の窃盗犯、年若い夫を殺して乳幼児を抱えた女など、女子刑務所囚人たちの様々な生態を描き、その矯正補導を主題とした異色の社会派ドラマ。木暮・久我・岡田・香川らが女囚人を好演。

  • 大根と人参

    制作年:

    小津安二郎が「秋刀魚の味」の次回作として予定していた企画を「自由学校」の渋谷実が映画化。弟が会社の金を使い込んだことから姿をくらました中年男。やがて、彼の愛人の娘が、家族の前に現れる……。“小津安二郎記念映画“と銘打たれ製作され、小津風の構図も見られるが、物語は渋谷と白坂依志夫のオリジナルといっていい内容。

  • 不信のとき

    制作年:

    有吉佐和子のベストセラー小説を映画化。商事会社の宣伝部員・浅井は、結婚10年になるが子供がいない。その彼の愛人マチ子が妊娠。無事マチ子が女の子を生んだ頃、今度は妻の直子が妊娠する。この愛人と妻が、浅井が入院した病院で鉢合わせしてしまう。一人の男をめぐり、女の火花を散らす妻と愛人を、岡田茉莉子と若尾文子が熱演。

  • 日本の仁義

    制作年:

    「やくざ戦争・日本の首領」(1977)に続いて製作された実録ヤクザ映画の大作。多彩な人間模様を織り交ぜながら、政財界ぐるみの激烈な暴力団抗争を描く。仁義を通すべく人殺しの道を突っ走る菅原の狂おしさが、沈着な鶴田浩二との対比でくっきりと浮かび上がる。

  • 花のお江戸の法界坊

    制作年:

    浅草観音の境内で勧進をする法界坊は、景気が悪く、大道商人や芸人と一緒に本所のハキダメ長屋の住人となる。だがある日、悪人から救った少女を長屋にかくまったことから大騒動が……。フランキー堺と伴淳三郎のコンビで描く時代喜劇。

  • 残菊物語〈1963年〉

    制作年:

    村松梢風の実録小説の映画化。溝口健二監督(1939・松竹)、島耕二監督(1956・大映)に次いで大庭秀雄が監督した。甘やかされた歌舞伎の御曹子が子守り女から芸の未熟を指摘されて目を覚ますという芸道もの。歌舞伎界の当時のホープ、市川猿之助が主人公を演じている。

  • 吾輩は猫である〈1975年〉

    制作年:

    夏目漱石の同名小説の再映画化(最初の映画化は1936年・山本嘉次郎監督)。原作の通り、猫から見た人間世界を映し取り、明治時代の知識人たちの憂うつと倦怠を描く。猫の飼い主の苦沙弥(くしゃみ)先生には仲代達矢が扮しているが、明治という時代に生きる気骨は感じられない。市川崑の演出もサラリとヒョウヒョウとした仕上がり。

  • 雌が雄を喰い殺す 三匹のかまきり

    制作年:

    元華族の血をひく京子は、20億の資産にひかれて50男の軍平と結婚する。しかし、軍平の財産を狙うのは京子だけではなかった。軍平が妾に産ませた娘・みどり。処女性を武器に彼に近づく秘書・しのぶ。3人はそれぞれ軍平殺害の策を練るが……。カラリとしたアクションを得意とする井上監督が描く、悪女がうごめく異色ミステリー。

  • 顔〈1957年〉

    制作年:

    松本清張の中編をベースに映画化した、サスペンスフルなミステリー。ファッション・モデルの栄光をつかみ取るために、汚れた過去を知る男を列車から落として殺した女。だが犯行の直前、列車の洗面所で一人の男に顔を見られていた。男はふとしたことから事件を知り、目撃者として警察に出頭する……。

  • 真赤な恋の物語

    制作年:

    メリメの『カルメン』を翻案したメロドラマ。赴任早々、密輸組織への潜入を命じられた立野三郎刑事は、キャバレー“ハバネラ“へと出向く。そこの支配人・鬼頭は組織のNo.2で、彼の情婦は摩紀。そんな摩紀の魅力に惹かれた立野は、職務を忘れて情欲に溺れていく……。この年、吉田喜重監督との婚約を発表した岡田茉莉子が、脂のノッた女の魅力を見せている。

  • 宮本武蔵 決闘巌流島

    制作年:

    “宮本武蔵“シリーズの完結編。前2作ではいささか手ぬるかった稲垣浩の演出も、さすがに巌流島での宮本武蔵と佐々木小次郎の大一番は、大いに堪能させてくれる。鶴田浩二の佐々木小次郎はまさにハマリ役で、武蔵役の三船敏郎を食うようなスゴ味を発揮。

  • 続宮本武蔵 一乗寺の決闘

    制作年:

    「宮本武蔵」の続編で、鶴田浩二の佐々木小次郎が初登場する。鎖鎌の宍戸梅軒との死闘を皮切りに、京八流吉岡一門と、洛北蓮台寺野、蓮華王院、三十三間堂、そして一乗寺下り松と、血で血を洗う文字通り“血闘“を繰り返す。

  • 舞姫〈1951年〉

    制作年:

    川端康成の同名小説を映画化した成瀬巳喜男監督作品。バレエ教室を営む中年女性が愛情の冷めた夫と別れて新たな人生を歩もうとするが、結局もとの生活に戻るまでを香気豊かに描く。これがデビューの岡田茉莉子が美しく、早くも大女優の風格を備えている。

  • ある落日

    制作年:

  • 秋日和

    制作年:

    小津安二郎作品の家族劇では娘役として欠かせない存在であった女優・原節子が母親役に回った、小津晩年の傑作。夫を失ったばかりの秋子は、亡夫の友人たちに再婚を勧められる。彼女にはその気はないが、まだ美しい未亡人である母親が再婚するのではないかと、娘のアヤ子は気が気でない。母親の気持ちを誤解した娘は反抗し始める。やがて二人は和解し、いつの日か嫁いでいく娘をつれて秋子はささやかな二人きりの旅行に出かける……。亡夫の友人を演じた佐分利信、北竜二、中村伸郎のとぼけたやりとりがおかしく、岡田茉莉子の初々しさも印象深いが、何より母娘旅行のシーンの優しさが心にしみる。

  • 香華 前後篇

    制作年:

    「永遠の人」以降「今年の恋」という喜劇を除けば、以前のように優れた作品を続々と発表することもなく、どちらかといえば低迷した状態にあった木下惠介が久々に手掛けた力作。原作は、舞台化され評判にもなった有吉佐和子の同名ベストセラー。60年以上にも及ぶ母娘二代の波乱に富んだ人生を描く超大作である。20歳で後家になった郁代は娘・朋子を連れて再婚したが、夫の親との折り合いが悪く子供を連れて家出。貧乏生活の果てに朋子は半玉として売られる。朋子13歳の時、母・郁代が花魁(おいらん)となって現れ、17歳の時、伯爵に水揚げされる。やがて、芸者置屋を始めたり旅館を開業したり、淫蕩で虚栄心の強い母に痛めつけられながらも、黙々と生きていく女性像が、あざやかに浮かび上がっていく。木下流女性映画の真骨頂。

  • 四谷怪談〈1965年〉

    制作年:

    原作は歌舞伎の当たり狂言として名高い鶴屋南北の代表作。何度となく映画化され、日本映画の夏の興行には欠かせない素材として名高い。豊田演出は原作を古典として忠実に解釈、グロテスクな要素は排した。歌舞伎界から参加した第十七代目・中村勘三郎の怪演が圧巻。

  • 妻二人

    制作年:

    作家を志していた柴田健三は、愛人の順子と別れ、雑誌社の娘・道子と結婚した。ある夜、何年かぶりに順子と会った彼は、彼女が昔の自分と同じように作家志望の男・小林を養っていることを知る。一方、順子と健三の関係を知った小林は、それをネタに道子を脅迫するのだが……。P・クェンティンの『酔いどれ波止場』を新藤兼人がシナリオ化、ミステリー趣向で迫る増村監督の異色作。

  • 夫婦〈1953年〉

    制作年:

    ある地方都市から東京へ転勤してきた安サラリーマン・中原伊作とその妻・菊子。彼らは、妻を失い独り身の武村という男の家に同居させてもらうことになるのだが……。すでにハネムーン気分も遠い昔のこととなった結婚6年目の夫婦が、一人の独身男と生活をともにするなかで、曲折の果てに夫婦の深い愛情を確認し合うに至るまでを描いた、成瀬お得意の小市民ホームドラマ。成瀬が最も充実した作品群を連作した1950年代前半の作品で、水木洋子、中井朝一といったベスト・スタッフが脇を固めている。必要最小限の登場人物で人生のすべてを描ききってしまうシナリオと演出の素晴らしさは驚異的。

  • 無宿人別帳

    制作年:

    松本清張の同名小説を映画化した異色時代劇。徳川時代の無宿人とは、罪を犯して人別帳からはずされた人々だ。刑期を終わっても彼らは人なみの生活を容易に許されず、幕府は江戸の治安を守る形で無宿人狩りを行なって佐渡の金山に送り込み、牛馬のように酷使するのだった……。

  • 悪女の季節

    制作年:

    皮肉で痛烈な洗練された喜劇を得意とする渋谷実のコメディ・タッチのサスペンス映画。悪事でしこたま金をためこんだ老実業家と相棒の悪女、金目当てで彼の世話をする元芸者とその娘など、さまざまな物欲につかれた輩の人間模様が展開。ブラックな笑いが未消化ながら,鮮烈な印象を残す仕上がり。

  • 花の咲く家

    制作年:

    青年医師と美貌の人妻の純愛を描く文芸メロドラマ。旅先のバリ島で、運命的に出逢った隆三と和子。だが男は父の危篤の報を聞いて急きょ帰国、女は強欲な夫に莫大な額の手切れ金を要求され……。松竹きっての美男美女コンビを得て、プログラムピクチャーの名手が巧みな采配を見せた佳編。

  • 金田一耕助の冒険

    制作年:

    今やマスコミの売れっ子となり、等々力警部とのコンビでCMにも出たりしている金田一耕助が、唯一真犯人を突きとめることができなかった事件に再び挑む、という“金田一耕助”シリーズの番外編。テレビで同役をやった古谷一行が金田一耕助を演じる。

  • 女の坂

    制作年:

    沢野久雄の小説『五条坂』『愛する権利』の2編を新藤兼人が脚色、吉村公三郎が監督した女性映画。京銘菓の老舗“鍵村”を継いだ現代娘・明恵が、のれんを守ることに若い情熱を燃やし、次第に京おんなとして成長していく姿を描く。美しい京都の街並に映える、岡田茉莉子のはつらつとした存在感が魅力。

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