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尾美としのり

尾美としのり 出演映画作品

  • 言えない秘密

    言えない秘密

    制作年:2024年6月28日(金)公開

    SixTONESの京本大我が映画単独初主演を務める、同名の台湾映画を原案にしたラブストーリー。留学を経て音楽大学に編入したトラウマを抱える青年と、神秘的なピアノの音色を奏でる謎めいた女性の恋模様を描く。監督は『映画 鈴木先生』の河合勇人。共演は『メタモルフォーゼの縁側』の古川琴音、横田真悠、三浦りょう太、坂口涼太郎ら。

  • おまえの罪を自白しろ

    おまえの罪を自白しろ

    制作年:2023年10月20日(金)公開

    真保裕一の同名サスペンス小説を映画化。国会議員の父の秘書を務める次男が、誘拐された姉の娘を救うために、ある罪の真相を探る。監督は、『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』の水田伸生。主演は中島健人。共演は堤真一、池田エライザ、山崎育三郎、尾野真千子、角野卓三ら。主題歌はB'zが“Dark Rainbow”を書き下ろした。

  • 宮松と山下

    宮松と山下

    制作年:2022年11月18日(金)公開

    第70回サンセバスチャン国際映画祭New Directors部門に正式招待された、関友太郎、平瀬謙太朗、佐藤雅彦が構成する監督集団“5月”が手がけた作品。あるエキストラ専門の俳優が、日々作品の中でさまざまな方法で殺される姿を描く。香川照之が2008年以来の単独主演を務める。共演者は津田寛治、尾美としのり、中越典子ら。

  • 土を喰らう十二ヵ月

    土を喰らう十二ヵ月

    制作年:2022年11月11日(金)公開

    水上勉の著書『土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―』『土を喰ふ日々 わが精進十二ヶ月』を原案に映画化。長野を舞台に、山荘で自炊をしながら暮らしている作家と、東京からやってくる恋人の編集者を描く。監督は中江裕司。主演は沢田研二。共演には松たか子、西田尚美、尾美としのり、瀧川鯉八ら。料理研究家の土井善晴が作中の料理を手がける。

  • マイ・ブロークン・マリコ

    マイ・ブロークン・マリコ

    制作年:2022年9月30日(金)公開

    2021年文化庁主催メディア芸術祭マンガ部門で新人賞に輝いた平庫ワカによる同名コミックを映画化した友情物語。親友の死を知ったOLの主人公が、遺族から遺骨を奪い、親友の魂を救うために旅に出る姿を描く。タナダユキ監督がメガホンを取り、主演に永野芽郁を迎える。共演者には奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊らが名を連ねている。

  • とんび

    とんび

    制作年:2022年4月8日(金)公開

    直木賞作家である重松清のベストセラー小説を基に、映画化した家族の感動物語。妻を突然の事故で失った男が、不器用ながらも必死に息子を育てる様子を描く。『糸』の瀬々敬久監督がメガホンを取り、主演に『テルマエ・ロマエ』の阿部寛を迎える。また共演には、北村匠海、杏、安田顕、大島優子、濱田岳、宇梶剛士、田中哲司らが名を連ねている。

  • ウェディング・ハイ

    ウェディング・ハイ

    制作年:2022年3月12日(土)公開

    お笑い以外にも多彩な才能を発揮するバカリズムによるオリジナルの脚本を、『勝手にふるえてろ』の大九明子監督が映画化したコメディドラマ。敏腕ウェディングプランナーが、癖の強い参列者ばかりの結婚式で新郎新婦のために奔走する姿を描く。篠原涼子が主演を務め、中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実ら豪華キャストが共演する。

  • リカ ~自称28歳の純愛モンスター~

    リカ ~自称28歳の純愛モンスター~

    制作年:2021年6月18日(金)公開

    2019年に放送され、高岡早紀の怪演が大きな話題を呼んだドラマシリーズの劇場版。28歳を自称する女性・リカが、ストーカーまがいな言動で男性に差し迫っていく恐怖を描く。ドラマ版も手がけた松木創が監督を務め、リカの獲物にされてしまう男性役を市原隼人、その婚約者役を内田理央が演じる。他、佐々木希、尾美としのりらが脇を固める。

  • 海辺の映画館-キネマの玉手箱

    海辺の映画館-キネマの玉手箱

    制作年:2020年7月31日(金)公開

    名匠・大林宣彦が『あの、夏の日』以来20年ぶりに縁の地、尾道で撮り上げたファンタジードラマ。閉館間近の映画館で、スクリーン上の戦争の時代にタイムスリップした若者たちの数奇な体験を描く。日本の戦争史をたどりながら、さまざまな映画表現を展開させた大林監督の手腕を堪能することができる。出演は厚木拓郎 細山田隆人 細田善彦ら。

  • 37セカンズ

    37セカンズ

    制作年:2020年2月7日(金)公開

    ロサンゼルス在住のHIKARI監督による長編デビュー作で、ベルリン映画祭パノラマ部門で観客賞受賞を果たしたヒューマンドラマ。ハンディキャップを持つ女性が、自らの力で新しい世界を切り拓いていく姿を描く。手足が自由に動かない体を持ちながらも社会福祉士として活動していた佳山明が、自己表現の手段を模索し続ける主人公を熱演する。

  • ピア~まちをつなぐもの~

    ピア~まちをつなぐもの~

    制作年:2019年4月26日(金)公開

    『ケアニン…』の製作スタッフが再結集して製作した人間ドラマ。若手医師が試行錯誤しながらも懸命に地域医療に取り組む姿を通し、在宅医療と介護問題を描く。エリート医師から一転、小さな町医者を継ぐことになった雅人役に細田善彦、雅人に対して、ことあるごとに意見がぶつかるケアマネジャー夏海を松本若菜が演じる。監督を綾部真弥が務めた。

  • 返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す

    返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す

    制作年:2018年6月30日(土)公開

    1972年にアメリカから日本に沖縄が返還された際、大きな役割を果たした外交官・千葉一夫の奔走を描く、実話に基づいた伝記ドラマ。激しい怒りを胸に、心を鬼にして交渉に臨んだ彼の思いに肉薄する。『ニワトリ☆スター』などで精力的に活躍する井浦新が主演し、壮絶な生を体現。TVシリーズ『花子とアン』を手がけた柳川強が演出を手がける。

  • めがみさま

    めがみさま

    制作年:2017年6月10日(土)公開

    元SKE48の松井玲奈と女優、モデル、タレントと引っ張りだこの新川優愛がW主演を務める人間ドラマ。人生に絶望した若い女性と、彼女を導くセラピストの複雑な関係を綴る。ストレスを感じて日常を生きる現代人が共感できるリアリティを描きつつ、予想外のラストの先に深いメッセージを投げかける。地方発信を旨とするMシネマ製作の第二弾。

  • BOYS AND MEN~One For All,All For One~

    BOYS AND MEN~One For All,All For One~

    制作年:2016年10月29日(土)公開

    名古屋から飛び出して全国区の人気スターになったイケメン・グループ、“ボイメン“こと、BOYS AND MENの主演による青春劇。芸能不毛の地と呼ばれた名古屋で、彼らが積み重ねてきた奮闘のヒストリーを、ドラマ仕立てで描き出す。逆境にめげずに夢を追う、若者たちのひたむきさを活写。ボイメンの新曲となる主題歌も聞き逃せない。

  • 鷹の爪7~女王陛下のジョブーブ~

    鷹の爪7~女王陛下のジョブーブ~

    制作年:2014年4月4日(金)公開

    FROGMANが声優・監督・脚本を務め、深夜TVシリーズで異例の人気を誇った『秘密結社鷹の爪』シリーズ劇場版の第7弾。仕事に憧れ、なぜか鷹の爪団の仲間に迎え入れられた“タウンワーク”の人気キャラクター、ジョブーブと総統たちが巨大な陰謀にたち向かう。ジョブーブが全入場者の鑑賞料金を“おごる”ユニークな興行形態にも注目だ。

  • この空の花 長岡花火物語

    この空の花 長岡花火物語

    制作年:2012年5月12日(土)公開

    『時をかける少女』や『転校生』など数々の名作を撮ってきた大林宣彦監督がセミドキュンタリータッチで描く人間ドラマ。舞台となるのは長岡市。松雪泰子扮する地方紙記者の女性が、長岡の地で遭遇する過去と現在の入り混じる不思議な体験と、長岡花火にこめられた人々の想いを描きだす。共演は高嶋政宏、原田夏希、柄本明、新人の猪股南。

  • 五日市物語

    五日市物語

    制作年:2011年11月12日(土)公開

    現在は、秋川市と合併し、あきる野市として生まれ変わっている五日市町。東京都の西の端に位置し、古くから文化的な町として親しまれてきた五日市の歴史を、ひとりの女性の目を通して辿る人間ドラマ。テレビ番組のために旧五日市を調べ始めたヒロインが、ひとりの老婆と出逢ったことから、より深く町の真髄に近づいていく様をじっくり見つめる。

  • わさお

    制作年:2011年3月5日(土)公開

    白いふわふわの毛をまとった3歳の秋田犬、わさお。ブログをきっかけに全国区の人気者となったわさおが、主演俳優としてスクリーンにデビュー。薬師丸ひろ子が飼い主に扮し、切なくも心温まる物語を繰り広げる。いかにして、わさおがこれまでを生きてきたかを『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の監督・錦織良成が綴る。

  • ジェネラル・ルージュの凱旋

    制作年:2009年3月7日(土)公開

    大ヒット作『チーム・バチスタの栄光』の名コンビ、窓際医師・田口と厚生労働省の役人・白鳥が再登場!前作から1年後の東城大学付属病院で起こった殺人と収賄の疑惑。“ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)“の異名を持つ渦中の人物・速水はシロか、それとも……。竹内結子、阿部寛が続投するほか、物語の鍵を握る速水役を堺雅人が務める。

  • 世界はときどき美しい

    制作年:2007年3月31日(土)公開

    日常の一瞬を切り取った5編のエピソードが美しいハーモニーを織り成すオムニバス。各編の主人公には、松田龍平、市川実日子、片山瞳、松田美由紀、柄本明という新旧の演技派が顔をそろえる。長編映画初監督となる新鋭・御法川修の繊細な語り口は、世界的なソプラノ歌手・鈴木慶江の澄んだ歌声と重なり、まるで詩集のような柔らかな感性に満ちている。

  • ありがとう〈2006年〉

    制作年:2006年11月25日(土)公開

    現在もシニアツアーで活躍しているプロゴルファー、古市忠夫のノンフィクション「還暦ルーキー」の映画化。'95年の阪神淡路大震災で被災した古市が、崩壊した街の復興に尽力しながらプロテストに挑戦する姿を、夫婦愛を軸に描いた感動編だ。主演は『どついたるねん』の赤井英和。共演は田中好子、薬師丸ひろ子など。監督は『UNLOVED』の万田邦敏。

  • 恋の門

    制作年:2004年10月9日(土)公開

    現代演劇の権化にして、日本映画の超重要俳優でもある松尾スズキが遂にメガホンをとった。童貞貧乏漫画家青年と、コスプレイヤーOL。価値観が異なる男女がいかに結ばれるかを、デフォルメの効いたポップな演出で抉り取る。恋愛事の深淵を華麗に直撃する技には、新人監督離れした冴えが響き渡る。

  • たそがれ清兵衛

    制作年:2002年11月2日(土)公開

    ベテラン山田洋次監督が従来のイメージを裏切る時代劇を完成。やもめで子持ちの下級武士がある暗殺を命じられたときに迎える決意と想いを、殺伐としたムードから浮き彫りにする。

  • 極道の妻〈おんな〉たち 地獄の道づれ

    極道の妻〈おんな〉たち 地獄の道づれ

    制作年:2001年7月28日(土)公開

    高島礼子の妖艶かつパワフルな熱演が好評を呼んでいる新生“極妻”シリーズの第4弾。スジの通らないコワモテのヤクザに立ち向かうヒロインの、威勢のいいタンカが今回も冴えわたる!

  • 風花〈2000年〉

    風花〈2000年〉

    制作年:2001年1月27日(土)公開

    名匠、相米慎二が「あ、春」以来約2年ぶりに手がけた新作。小泉今日子と浅野忠信という魅力的な顔合わせで、人生の行き止まりにぶつかった男女の旅を哀感とともに描き出す。

  • 郡上一揆

    制作年:2000年12月23日(土)公開

    厳しい年貢の取り立てに反旗をひるがえした、江戸期の農民たちの群像を力強く描写。反骨の物語はもちろん、3500人のエキストラを動員した暴動のスペクタクルも見どころだ。

  • あした

    制作年:

    「ふたり」に続く大林宣彦監督の新・尾道三部作の第2作。小型客船呼子丸が乗客9人を乗せて行方を絶ってから3ヵ月たったある日、家族や恋人を失った人々の元に、“今夜午前0時、呼子浜で待っている“という不思議なメッセージが届く。半信半疑ながらも浜に向かう人たち。そこに偶然居合わせた旅行中の女子大生、法子は、孫に会いに来たヤクザの親分の子分が幼なじみの貢であることを知る。消えた人と残された人との約束、法子と貢との約束、それぞれの思いを胸に午前0時を待つ。やがて約束の時間となり、海面から呼子丸の姿が現れ……。束の間の再会と永遠の別れを体験する彼らの、多彩な人間ドラマを描いたファンタジー。

  • 野ゆき山ゆき海べゆき

    制作年:

    佐藤春夫の自伝的小説『わんぱく時代』の映画化で、戦争の影が忍び寄る頃の尾道を舞台に、古き良き時代のわんぱく坊主たちが野を駆け、山を登り、海辺を走る元気いっぱいの活躍を描く。大林監督の“尾道“ものの集大成ともいえる作品。カラー版とモノクロ版が作られ、別々に公開された。

  • さびしんぼう

    制作年:

    「転校生」「時をかける少女」に続き、大林宣彦の故郷・広島県尾道を舞台に、少年と少女の初恋物語が繰り広げられる。ヒロキはひそかに恋心を抱いている美少女に“さびしんぼう”という名をつけて、いつも遠くから眺めていた。そんなヒロキの前に、突然現れた道化姿の女の子。彼女も自分のことを“さびしんぼう”と名乗る。ヒロキは煙たがったが、道化の“さびしんぼう”は度々現れて、騒動を起こすのだった。そんな折、ついにあの美少女と話をする機会がやってくる……。大林映画のなかでも特に思春期の感傷に彩られた作品。二人の“さびしんぼう”と別れるシーンは、それぞれロマンティックで感動的だ。

  • はるか、ノスタルジィ

    制作年:

    青春時代を過ごした北海道、小樽を10年振りに訪れた人気少女小説家の綾瀬は、そこで自分のファンだという少女、はるかと出会う。彼女の案内で、現在の小樽を巡り始める綾瀬。そんな二人の前に、やがて高校生時代の綾瀬が姿を現したことから、彼は忌しい昔の記憶を呼び覚ます。3人で過去の記憶をたどるうち、綾瀬は次第に純真な心を取り戻して……。忘れていた自分の過去と対峙することになった中年男の心の葛藤を、幻想的に描いた好編。「転校生」「さびしんぼう」を手掛けた大林宣彦監督、山中恒原作のコンビによる詩情豊かな傑作ファンタジーだ。「ふたり」で大林と組んだ石田ひかりが、さわやかな演技で二役をこなしている。

  • 転校生〈1982年〉

    制作年:

    監督・大林宣彦の故郷を舞台とした、いわゆる“尾道もの”の長編劇映画第1作。山中恒の原作『おれがあいつであいつがおれで』を「ゴキブリ刑事」「時をかける少女」などの剣持亘が脚色している。監督の大林宣彦は自主製作映画からコマーシャル映画の世界を経由して長編劇映画を手掛けるに至るという、監督コースを歩んできた。いわばのちの自主映画出身の若手監督たちの先駆者といえる。勉強よりもいたずらが大好きなガキ大将中学生・斎藤一夫のクラスに斎藤一美という幼なじみの女の子が転校してくるところから始まる。ある日、一夫と一美は神社の石段を転げ落ち、これがもとで二人の身体が入れ替わってしまう。おかげでガキ大将の一夫は女っぽくなるし、一美は荒っぽくなる。本人たちはもちろん、両親や仲間たちまでも巻き込んで大騒動という傑作ユーモア思春期編。TV『3年B組金八先生』出身の小林聡美の本格的映画デビュー作でもある。

  • いつか誰かが殺される

    制作年:

    「晴れ、ときどき殺人」に続く、赤川次郎=渡辺典子のコンビによるミステリー第2作。赤川作品らしい、女子高生が活躍する作品。平凡でキュートな18歳の少女の高校生活最後の夏休みに父親が失踪し、彼女の周りには何やらミステリアスな影が忍び寄ってくる。

  • 日本殉情伝おかしなふたり ものくるおしきひとびとの群

    制作年:

    尾道を舞台にして私小説映画を撮り続けてきた大林宣彦の、これも尾道を描いた作品の一つ。1986年に作られながらオクラ入りになっていたところを1988年に公開され、救われた。永島敏行や水島道太郎ほか大林作品としては異色のキャスティング。

  • 姉妹坂

    制作年:

    京都の美しい四季を背景に、4人姉妹の愛と青春、それぞれの心の綾を描いた、雑誌『プチセブン』長期連載劇画の映画化。大林監督が、三女・沢口靖子の心の揺れ動きに対する周囲のリアクションなどを巧みに演出する。現代版「細雪」といった趣。

  • 廃市

    廃市

    制作年:

    古い歴史を持った小さな運河の町が火事で焼けたというニュースに、江口は10数年前卒業論文執筆のため、この町を訪れた時のことを思い出す。泊まり込んでいた一軒の旧家、そこの美しい娘・安子、そしてその姉・郁代のことを……。オプチカル合成など、これまで技巧に走りがちだった大林宣彦が、シンプルに撮り上げた作品で、全編16ミリで撮影された。私的映画風味わいの深い低予算作品だが、画面や音への繊細な配慮は群を抜く。安子役・小林聡美は、その後の彼女の役柄とは反対に、正当派美少女を好演。

  • 青春デンデケデケデケ

    青春デンデケデケデケ

    制作年:

    直木賞に選ばれた芦原すなおの小説を、大林宣彦が映像化。1960年代を背景に、ベンチャーズに憧れてロック・バンドを組んだ少年たちの“純情”を繊細なタッチで描き出していく。青春期の甘ずっぱさを表現するのが得意な大林だけに、その切なさは心に残る。マドンナ的存在を置かないというのが、彼にしては珍しいところ。

  • 時をかける少女〈1983年〉

    制作年:

    放課後、掃除当番で学校に残っている和子。実験室の物音に彼女が様子を見に行くと、床に落ちたフラスコから白い煙、そして強烈なラベンダーの香り……。気を失った彼女は、それ以来、不思議な経験の連続。どうやらラべンダーの香りに秘密があるらしいと分かるのだが……。タイム・スリップもののSFではあるが、それらの要素はあくまで背景にとどまり、むしろ淡いラブ・ロマンスに昇華された佳編。ロケは「転校生」に続いて大林の故郷、尾道。切ないラストが余韻を残す。

  • 稲村ジェーン

    制作年:

    波乗り野郎のヒロシ、音楽野郎のマサシ、チンピラ野郎のカッチャン、そしていい女・波子の4人を中心とするナサケないヤツらが、“稲村ジェーン”と呼ばれる伝説の波が来る日を待つ。湘南、稲村ヶ崎を舞台にしたミュージシャン桑田佳祐の初監督作品。脚本は作詞家の康珍化。もちろん、桑田率いるサザンオールスターズの歌の数々が全編を彩る。

  • 遠き落日

    制作年:

    1987年に公開され、大ヒットを記録した「ハチ公物語」のメイン・スタッフが再結集して製作された大作。自分の不注意から息子に大ヤケドを負わせてしまった母シカとそのハンデをバネに世界的な医学者となった野口英世の美しい母子の愛情を描いている。

  • 鬼平犯科帳

    制作年:

    人気TV時代劇『鬼平犯科帳』をTVと同じ中村吉右衛門主演で映画化。火付盗賊改方長官・長谷川平蔵は、兇賊・蛇の平十を捕らえ、火あぶりにかけるが、平十は“仲間が必ず仇をとる“と不吉な言葉を残して果てた。平蔵の密偵・おまさは、昔なじみで今も心に秘める狐火の勇五郎と再会。その夜、盗賊が薬種問屋・山田屋に押し入り、家人らを惨殺、“狐火“の絵札を残して消えるという事件が起こった。おまさは、一味の頭は勇五郎の異母弟の文吉であることを平蔵に告げ、勇五郎と二人で文吉らのもとに乗り込む。危ないところで盗賊改方に助けられるが、文吉の背後には大坂(昔の大阪)の大盗賊・白子の菊右衛門がおり、江戸の大頭目・荒神のお豊と手を組んで平蔵失脚を謀ろうとしていた……。映画では、平蔵の情の部分とあわせ、“鬼“と呼ばれる凄味が強く描かれていく。

  • それでもボクはやってない

    制作年:

    【周防正行監督ひさびさの新作は社会派映画!】 『Shall we ダンス?』の周防正行監督が11年ぶりの新作に選んだテーマは「裁判制度」。通勤電車内で痴漢に間違われた男の1年に渡る裁判の様子を描く内容で、深刻な社会問題になっている痴漢冤罪事件から日本の刑事裁判制度の問題点を明らかにする。主演には注目俳優・加瀬亮を起用。周囲を固める役所広司ら実力派との演技合戦も見逃せない。

  • 生きない

    制作年:

    【目的は“みんなで転落自殺“異色の集団ロードムービー】 「みんな~やってるか!」のダンカンが脚本に挑戦した主演作。それぞれの事情で“死ぬために“同じバスに乗り込んだ人々。彼らの旅模様と絆の行方を、叙情的なタッチで綴る。

  • 故郷〈ふるさと〉〈1998年〉

    制作年:

    【76歳のおばあちゃんがマラソンで日本縦断に大挑戦!】 「GOING WEST 西へ…」で“おばあちゃんパワー“を描いた向井寛と淡島千景コンビの痛快な一編。突然、沖縄から北海道を目指すマラソン行脚を始めた老婆に日本中が大騒ぎになる。

  • 釣りバカ日誌4

    制作年:

    “釣りバカ“コンビ、浜崎伝助ことハマちゃんと彼の会社の社長・鈴木一之助ことスーさんの珍騒動を描いたシリーズ第4作。今回はスーさんの甥・和彦が登場、ハマちゃんのいる営業3課へ配属されるところから始まる。すっかり意気投合した二人を心配するスーさん。そんなある日、和彦がハマちゃんの親友の妹・町子に一目惚れしてしまい……。

  • 遺産相続

    制作年:

    下町の中小企業の社長が急死。遺産は想像以上に多く50億円を超え、それには遺書がないため法律通りに分配されることになる。この会社を大きくしたのは専務の喜久恵だったが、内縁の妻であるため彼女に遺産が入って来ないと知り……。内縁の妻と本妻の遺産をめぐる闘いを緊張感をはらんでリアルに描いていく。

  • STACY

    制作年:

    【「EKOEKO…」の加藤夏希が美しき少女ゾンビ役に挑戦】 「EKOEKO AZARAK…」の黒井ミサ役で映画デビューを飾った加藤夏希の主演で贈る、一風変わったホラー作。原作者の大槻ケンヂや筒井康隆、内田春菊らユニークな脇役キャストにも注目を。

  • 略奪愛

    制作年:

    京都府下で実際に起きた事件をモデルに、親友の夫を奪い取る女の激しい愛をスリリングに描いた愛憎ドラマ。高校時代の先輩、由美の婚約者に横恋慕したヒロイン妙子は、二人が結婚したあとも日に日にその思いを強くしていき……。ニューウェーブやくざ路線に定評の梶間俊一が久々に“女“を描いた異色作。

  • 田園のユーウツ

    制作年:

    【知られざる町内会その真実とヒミツ】 ある町の自治会をめぐって繰り広げられる悲喜こもごもをシニカルに見つめた風刺コメディ。“究極のご近所づきあい“ともいうべき町内会の“内部抗争“が、多彩なキャストで綴られていく。

  • メイク・アップ

    制作年:

    ストリッパーと知恵遅れの少年の純愛を描く文芸賞受賞小説の映画化。にっかつの俊英、中原俊が初めて手掛けた一般作だったが、完成後2年間オクラ入りになっていた。ヒロインの心情を象徴するかのように、曇・雨・夜のシーンが多く、寂寥感が漂っている。

  • 白い船

    制作年:

    【海の彼方に夢を見つけた子供たちの実話を映画化】 島根県の小学校の実話をもとにしたヒューマン・ドラマ。夢を追い続ける子供たちや、彼らのピュアな思いにふれる大人たちの心情をビビッドにとらえ、ハートフルな後味をあたえてくれる。

  • チキン・ハート

    制作年:

    【ダメダメ・トリオの “旅立ちの時“を豪華競演で】 定職につけない男3人衆に訪れた“変化“。『生きない』の清水浩が綴る、しみじみとした人間模様。忌野清志郎、松尾スズキ、荒木経惟という音楽・演劇・美術界を代表する面々の競演に注目!

  • ハート・オブ・ザ・シー

    制作年:

    【『白い船』の錦織良成監督が贈る、サマー・ムービー】 ミュージシャン、杉山清貴と一昨年、他界したプロ・ボディボーダー、四方田冨士子との逸話をきっかけに出来たハートフル・ドラマ。舞台となる千葉県和田浦の美しい海の風景が素晴らしい。

  • 穴〈2004年〉

    制作年:

    【“穴“を共通のテーマに 気鋭の監督4人が競作】 “穴“をテーマにした4つの作品からなる、オムニバス作。『千里眼』の麻生学、カルト的な人気を誇る『発狂する唇』の佐々木浩之、デビュー作『地獄甲子園』が大ヒットとなった山口雄大、『東京ハレンチ学園』の本田隆一の4監督が、それぞれ思い思いの“穴“の物語を展開させる。尾美としのり、板尾創路ら各作品のバラエティに富んだキャスティングも見ものだ。

  • 草の乱

    制作年:

    【困民軍の命と自由を懸けた戦い】 『大河の一滴』の神山征二郎監督の最新作。1884年11月1日に勃発した、世にいう“秩父事件“にスポットを当て、明治政府の悪政を変えようと立ち上がった、農民を母体とする困民軍の9日間に渡る戦いが描かれる。当時の政治背景や困民党員各々の人物像が深く掘り下げられた歴史ドラマだ。

  • 病院へ行こう

    制作年:

    間男した男とされた男が、階段から落ちて一緒に入院。しかも、ベッドは隣り同士。二人の担当医は研修医の女性で……。この3人の病院生活でのドタバタを描いたコメディ。入院生活を斜めからのぞいた一色伸幸の脚本が、テンポの良いドラマを生みだした。女医に扮した薬師丸は、キャラクターを生かした演技で好演している。

  • ミラクルバナナ

    制作年:

    【カリブ海に浮かぶハイチで日本人女性が大活躍】 『白い船』の錦織良成監督が、1冊の絵本から着想を得て作り上げた人間ドラマ。バナナ・ペーパー・プロジェクトに挑む日本人女性の奮闘を描く。天然ボケキャラが人気の外国人タレント、アドゴニーが現地職員役でいい味を出している。

  • HAPPY PEOPLE

    制作年:

    『ヤングジャンプ』に連載された同名コミックに基づく、全3話オムニバス形式のブラック・コメディ。第1話「いつからか僕は」は、殺人の妄想に憑かれた男が一線を超えるまでの物語。2話「意味もなくみんなで笑おうハッピーに!!」は生徒の暴力に耐えかねた教師の復讐劇。3話「ピアスをはずせ!!」は家族の幸福で描いている。

  • 乙女物語2 お嬢様危機イッパツ!

    制作年:

    “乙女物語“シリーズ第2作。今回は政略結婚を迫られる財閥のお嬢さまと、彼女に恋したあまり女装して屋敷に潜り込んだ青年との逃避行をコミカルに描いている。大林組出身の内藤忠司の一般映画デビュー作で、大林宣彦がヒロインの父親役で出演しているほか、常連俳優の尾美としのり、竹内力らがゲストで顔を見せている。

  • ダウンタウン・ヒーローズ

    制作年:

    脚本家・早坂暁の自伝的小説を「男はつらいよ」の山田洋次が映画化。昭和23年松山、バンカラ調の松山高校に入学した志麻浩介と、県立高校のマドンナ房子との淡い恋愛を、山田洋次流の人情味あふれるセンスで描く。房子を演じるのは、映画出演は「紳士同盟」以来1年半ぶりとなる薬師丸ひろ子。

  • 男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日

    制作年:

    シリーズ20年目にして、40本目の作品。俵万智のベストセラー『サラダ記念日』にヒントを得て作られた寅さんの大人の恋物語。寅は信州で出会った美しい女医さんに一目惚れ。柴又にもどった寅は、さっそく早稲田大学に通う彼女の姪を訪ねる。今回のマドンナは三田佳子。短歌好きの女子大生に三田寛子が扮し、俵万智の作品を詠ませている。

  • ユッコの贈りもの コスモスのように

    制作年:

    1980年8月7日に急性白血病のため、わずか13歳4ヵ月の短い生涯を終えた鹿村由起子、通称ユッコの入院中の交換日記をもとに映画化された感動作。ユッコ役の新人・大島明美の純朴なさわやかさと健気さが印象的だ。母親役には、宮本信子が扮している。

  • 宮澤賢治―その愛―

    制作年:

    宮澤賢治の人生は人々の幸福を願い、自然を愛する精神に貫かれていた一方、愛に苦悩し続けたものでもあった。質・古着商の長男として生まれた賢治は家業になじめず、自らの理想実現の道を歩み始めた時、父・政次郎との間に葛藤が生まれる。敬愛する父との、親子ゆえの相克。唯一の理解者だった最愛の妹トシとの死別。貧しい農民への愛も報われることは少なかった。それでもなお純粋な心を悩ませながら、人々の幸せを願い孤独な戦いを続けた賢治の愛を描く。宮澤賢治生誕100年を記念して作られた作品。同時期、東映の「わが心の銀河鉄道 宮

  • 鹿鳴館

    制作年:

    三島由紀夫の同名戯曲を市川崑が演出した。明治中期、日比谷の鹿鳴館で催された舞踏会に集った人々と、それを襲撃しようとたくらむ自由党残党の群像を描いた大作。市川崑の演出は原戯曲のムードを、錦絵のごとき絢爛豪華な美術の中に再現することに成功している。

  • 私の心はパパのもの

    制作年:

    交通事故で母を亡くした美々子は、15年ぶりに別れていた父と再会し一緒に暮らすことになった。典型的な中年のイメージである父・陽平との暮らしに疑問を感じ始めた時に陽平から突然、婚約者を紹介され……。日本テレビの2時間ドラマとして、大林宣彦が撮り上げた作品で、劇場でも公開された。

  • 曖・昧・Me

    制作年:

    伊藤尚子の第36回新人映画シナリオコンクール入選作を、「バナナシュート裁判」で注目を集めた佐藤闘介監督が映画化。なんとなく曖昧な日々を送る女子高校生の薫子が、曖昧なままに成長していく姿を描く青春期映画。“歩く好奇心“と化して周囲をあたふたさせる主演の裕木奈江のアンニュイな個性とあどけない瞳が素晴らしい。つたないピアノの調べとともに、彼女がボーイフレンドを誘導し、キスにまで至らしめる廃屋シーンは抜群。主題歌は山崎ハコ。

  • 公安警察捜査官

    制作年:

    【日本を揺るがす巨大犯罪を阻止せよ!】 国家の安全を脅かすスパイやテロの捜査を秘密裏に行う、公安警察の捜査官の苦闘を描いたサスペンス映画。テレビのコメンテーターとしても知られる元刑事の北芝健が原作を提供。竹内力が犯罪摘発に執念を燃やす主人公を熱演している。

  • アラカルト・カンパニー

    制作年:

    花の都パリにやって来たものの、何をして食べていけばいいか分からない若い男女が、国際コンサルタントの中年男とともに“便利屋“を開業する様子を描いた青春映画。在パリ日本人の実情を、リアルに描き出している。原田芳雄がおトボケ中年男を好演。

  • 彼女が結婚しない理由

    制作年:

    夫と離婚し、娘の怜子と二人暮らしのブライダル・コーディネーター、有子。ある女性から結婚を前提に交際している恋人のことで相談を受けた彼女は、結婚が自分にとってビジネスになっていたことに気付いた。そんな時、客の一人である社長令嬢から、またもや相談を受けてしまう。尾美としのりや峰岸徹など大林組のゲスト出演も見ものの女性映画。

  • 開港・風雲録 YOUNG JAPAN

    制作年:

    開国か攘夷かで揺れる幕末。海岸沿いの小さな村に過ぎなかった横浜は一躍注目の的となり、多くの若者たちが開港準備に追われていた。そんな横浜にやって来た攘夷派の若者・重伍は、そこで働く魅力的な人間たちとふれあい、自分の考えを変えていく、青春時代劇による人間ドラマ。人気TVドラマを数多く演出した大山勝美の初監督作。

  • のぞき屋 NO ZO KI YA

    制作年:

    『ヤングサンデー』連載の人気コミックを映画化。探偵社よろしく、のぞきを商売とする“のぞき屋“に舞い込む二つの不思議な依頼。一つは高校生の娘レイカをのぞけという父親からのものであり、もう一つは、自分自身をのぞいて欲しいという一人暮らしの女性・加奈子からの頼み。さっそくメンバーの聴、見、スマイルはハイテクを駆使したのぞきにとりかかるが、仕事を続けるうちに、見がターゲットであるレイカに惹かれてしまう。一方、聴も加奈子への愛を気づき始めていた……。

  • ハネムーンは無人島

    制作年:

    “結婚“をテーマに現代的な恋愛模様をユーモラスに描いたラブ・コメディ。パソコン通信が趣味の売れない構成作家・卓也は、“戸惑うペリカン“と名乗る女性と交信していた。ある日、とあるパーティで知り合ったバイク好きのかほりと付き合う卓也。実は彼女こそ“戸惑うペリカン“だった……。

  • 漂流教室〈1987年〉

    制作年:

    小学校が校舎ごと異次元にタイム・スリップしてしまった。そこで起る奇怪な出来事とパニックに、子供たちは独力で立ち向かっていく。楳図かずおのスケール大きいコミックが原作ゆえ、映画化が可能か興味が持たれたが、大林宣彦色が大きく出た作品になった。

  • ラブホテル

    ラブホテル

    制作年:

    相米慎二が監督した唯一のロマンポルノ。経営する会社が倒産し、妻をヤクザに犯されてしまう村木。身も心もボロボロになり、自殺を決意して、最後の金で女を買う。しかし、ホテルに呼んだ名美をいたぶる村木は、その官能的な姿勢に生きる希望を見出して、タクシー・ドライバーとして再起。2年後、再び名美と出会う……。相米流長回しが心地良いリズムを刻む、感度抜群の大人のメロドラマに仕上がった。山口百恵の『夜へ』をBGMに使った音楽的センスも光っている。

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