クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

女性向け雑誌の付録が目立つ今、雑誌の付録事情に迫る

コミック

8月23日発売「LaLa」10月号の付録は、『夏目友人帳』白黒ニャンコ先生Wメモ集
8月23日発売「LaLa」10月号の付録は、『夏目友人帳』白黒ニャンコ先生Wメモ集 クランクイン!

 近年、女性向けコミック雑誌の付録が話題を集める機会が多い。雑誌と付録の組み合わせはかつてよりみられたが、ここ最近では特に、その豪華さが注目されることもある。かたや、男性誌では付録が目立つものがあまりみられない。いったいそれぞれの違いはどこにあるのか、少女マンガ誌『花とゆめ』や男性誌『ヤングアニマル』などを発刊する白泉社に、それぞれの付録についての詳細を伺った。

【関連】『夏目友人帳原画展~緑川ゆきの世界~』プレス内覧会フォト特集

 まず、直近で同社より発刊された雑誌の付録をみていこう。ターゲットの違いはあるものの、少女マンガ誌『花とゆめ』の17号(2014年8月4日 発売)では、人気作品『神様はじめました』の紅白シュシュ、『LaLa』の9月号(2014年7月24日 発売)では、同じく連載中の『夏目友人帳』のキャラクター・ニャンコ先生のミラーチャームが付録に採用されていた。かたや、同社の青年誌『ヤングアニマル』の16号(2014年8月8日 発売)では、16頁の小冊子「SKE48写真集」が付けられていた。

 同社の販売宣伝部へお話を伺ったところ、そもそも雑誌へ付録を付けるのは「読者のみなさんに喜んで頂きながら、実売数(実際に雑誌が書店などを通じて売れた部数)の向上や維持に繋げる」目的があるという。しかし、女性向け、男性向けそれぞれの付録には、異なる狙いがあるようだ。

 「今回、例に挙げた『花とゆめ』や『LaLa』は、連載中の人気漫画にちなんだアイテムを付けていますが、青年誌ではアイドルやグラビアアイドルのビジュアルを重視したアイテムを付けるようにしています。少女マンガ誌は作品自体のファンに向けて、青年誌は主にアイドルファンをターゲットに捉えています」。

 実際に付けられた付録の事例を見てみると、少女マンガ誌は実用的なアイテムが多く、ファッション誌などと似た傾向があるようにみえる。かたや、青年誌はファンにとっての純粋なコレクションになりうるアイテムが付けられているようだ。

1ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連情報

関連記事

トップへ戻る