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アナウンサーからホテルマンへ…話題のCM出演、齊藤修さんが語る仕事のやりがい

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 初めのうちはそれこそ、団体客への対応に四苦八苦したこともあると語った齊藤さんだが、今では立派なホテルマンの一人として充実した毎日を送っているという。ホテルマンとなってから2年が経った今、仕事から感じるやりがいも尋ねてみた。

 「じかにお客さまと向き合う中で、笑顔を見られるのが何よりものやりがいですね。また、アナウンサーだった頃を振り返る瞬間もあるのですが、自分に足りない部分が今になってまた見えてきたように思います。テレビ局ではスタッフが段取りを組み、“居心地のよい状況”を作ってくれていた。でも今は、自分がお客さまへその環境を提供するようになった。その中で当時を振り返り、『向き合った相手にとって満足できる時間を提供できていたのかな…』と思う時もあります」

 おもてなしといえば月並みだが、齊藤さんは「相手の立場をふまえた気づかいや心配りを大切にしながら成長していきたい」と語っていた。そして最後に、東日本大震災の被災地としても記憶に強く残ったホテルの所在地、南三陸町への思いも伺った。

 「初めて訪れた面接のとき、ロビーの窓から見えた志津川湾の景観が素晴らしかったのを今でも覚えています。『自然豊かで心優しい海の町』というのが、南三陸町の何よりもの魅力だと思います。今後も、ホテルへのお客さまだけではなく、南三陸町へ憧れる人たちが一人でも増えることを願いつつ仕事へまい進していきたいと思います」。

 齊藤さんの勤務先である南三陸町ホテル観洋では、震災の爪痕を辿る「語り部バス」も運行している。今後もよりいっそうのご活躍を願っていきたい。(取材・文:カネコシュウヘイ)

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