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映画『モンスト』は大人も子供も味わえる“ワクワク感”を意識 脚本家が明かす制作秘話

アニメ

 行き先の見えない、子供たちだけの旅が大きな流れとなる本作。特に思い入れがあるのは「北大路欣也さん演じる“おじさん ”が、雨ざらしになったレンたちに声をかける場面」とする岸本だが、このシーンには自身の経験が反映されているという。

 高校時代、自転車で熊野古道を旅した経験のある岸本は「神社の境内でテントを張って寝ていたら、神社で働いているおじさんに『ウチ来いよ。飯でも食うか?』と声をかけてもらったんです」と振り返る。「実際に僕が出会ったのは優しい方で、脚本にもそんなふうに書いていたんですが、江崎監督が『やっぱり優しくない方がいい』と言い出して、結果的に“無愛想だけど、最後にはほんの少し優しさが見えるおじさん”に書き直しました。監督のアドバイスのおかげでよりいっそう味が出ました」と話す。

 ゲームをモチーフとしつつ、レンたちのロードームービーでもある本作は、観る者に少年時代に戻ったかのような暖かさも感じさせてくれる。さながら映画『スタンド・バイ・ミー』のような懐かしさにも溢れているが、岸本は「冒険の入り口は日常のいたるところで口を開けて待っています。ちょっと手を伸ばせばそこにある非日常のワクワク感を、大人にも子供たちにも味わってもらいたいです」とメッセージを伝える。(取材・文・写真:カネコシュウヘイ)

 映画『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』は絶賛公開中。

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