クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

『ピアノの森』音楽プロデューサー・服部玲治が語る、異色オーディション開催の理由

アニメ

 さらに、服部は「子どもたちにオーディションを通して夢を与えたい」とも話す。「『ピアノの森』は、将来、ピアニストになりたいという子どもたちに夢を持たせる物語です。子どもたちに積極的に関わってもらって、本作で描かれているサクセスストーリーをもっと身近に感じてもらいたいと思っています」。

 オーディションでは、複数の審査員を用意し、様々な視点から審査する予定。「オーディションでは、一定レベルの演奏技術は必要になりますが、それ以上に本人の個性を見たいと思っています。弊社でデビューするピアニストたちもそうですが、超技巧でとにかくうまくても、それだけでは人々を感動させることはできません。その人の個性や情が音に現れるからこそ、多くの方に支持されるのです。ちょうど、『ピアノの森』でもそのようなストーリーが描かれているかと思います。ですから、子どもたちには受かるために弾くのではなく、個性を出した演奏をしてもらいたいです」。

 今回のオーディションでは、キャラクターに関係なく、男女不問でピアニストを募集中だ。オーディション、そしてピアノの吹き替えを通して、コンクールに出場するのとはまた違う緊張感や楽しみを得られる機会となるだろう。服部も、「堅苦しく考えず、楽しんで受けてみて欲しいです。自由に自分の個性を出して演奏するのは面白いはずです。幅広い方に参加してもらいたい。ここから、10年後、20年後にショパン・コンクールに出場する子がいるかもしれないと思うと、僕たちにとっても楽しみな企画です」と呼びかける。オーディションの応募は11月22日まで行っているので、詳細をぜひチェックしてもらいたい。(取材・文・写真:嶋田真己)

 テレビアニメ『ピアノの森』は2018年4月よりNHK総合テレビにて放送予定。一ノ瀬海らキャラクターの子供時代の演奏ピアニストは、11月22日まで募集中。

2ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連情報

関連記事

トップへ戻る