『明日カノ』齊藤なぎさ“本気の演技”がすごい! ゆあてゃケンカシーンに「見入ってしまった」と反響<明日、私は誰かのカノジョ>

カルチャー
2022年6月22日 19:00

■夢から覚めた萌の涙に、視聴者もらい泣き

 楓のバースデーイベントのために、必死に風俗で働く萌。心をすり減らしながら、ぎりぎりの精神状態で働いている心情は、客の前で泣いたことだけでなく、以前は整頓されていた萌の部屋に大きなゴミ袋があったり、服が散らばっていたりと荒れていたりすることからも読み取れた。

 そんな状態ではあったものの、なんとか目標金額を達成した萌。必死で稼いだ130万円を手に店へと向かう途中、楓からは「桃花ちゃん 俺も早く会いたい」とメッセージが届いた。

萌(箭内夢菜) (C)「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS
 これを見て萌は「楓だって完璧じゃない、間違いくらいある」と納得。しかし、これまでの楓とのうれしかった思い出を振り返りながら「うれしい言葉をくれるのも、欲しかった居場所になってくれるのも楓が、ホストだから」という気持ちを受け入れることになってしまった。ずっと気付いていた気持ちを解放する萌のモノローグは、感情が高ぶるにつれ、少し早口でトーンが高くなっていく。それと合わせてテンポ良く切り替わる楓との思い出の映像は、萌へと感情移入させた。

萌 (C)「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS
 かりそめの居場所に気付き、「自分には居場所がないのではないか」と絶望する萌。そこにタイミングよく連絡を送ったのは、ホストに通う以前の萌の居場所のバー「TRAP」のみっこママ(品田誠)だった。ドアを開けて涙声で「みっこのいう通り、大恋愛してきたよ」と笑う萌。それに対してみっこママがなだめるのではなく「聞かせなさいよ! 何あったのよ〜!」と明るく振る舞うのが、すごく爽快で温かい。ゆあとハルヒ同様、萌と楓の関係も終了。しかし、萌なら大丈夫、きっと前に進んでくれると思わせてくれたシーンだった。

 次週はいよいよ最終回。東京で生きる女子たちがどんなラストを迎えるのか、最後まで見届けたい。

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明日、私は誰かのカノジョ

於ありさ(ライター)

齊藤なぎさ

箭内夢菜

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