『ボス恋』“粋な演出”にファン歓喜! SNSで「スタッフさん天才すぎる」の声も

カルチャー
2021年3月3日 21:10

■奈未、渾身の土下座

土下座をする奈未 (C)TBS
 さらに奈未は、もはや美しさすら感じる磯辺社長への土下座を披露。“パワハラにも見える言動は、より良い雑誌を作るためだ”と、奈未は麗子を肯定するのだが、麗子は、「あなたが喋っていいのは、わたしが許可したときだけ。引っ込んでなさい」と語勢を強める。「そういう言い方は…」とおろおろする半田をよそに、さらに奈未は「引っ込みません!」と逆らう。

 しかし、このバトルは奈未の作戦であった。麗子の行動は、編集長という立場を利用し、圧力をかけ、奈未に精神的苦痛を与えるパワハラではなく、奈未と信頼関係を築いているからこそできるものであり、それを奈未も理解しているということを、磯辺社長の前で証明してみせたのだ。この作戦は功を奏し、一時中断していたコラボ企画は無事に再開することになる。

■潤之介、ついに宝来グループへ

香織(高橋ひとみ) (C)TBS
 一方その裏で、潤之介は、奈未に黙って、カメラマンを辞める決意を固めていた。第8話の冒頭、潤之介は、金沢に戻り、母・香織(高橋ひとみ)に、今の仕事を整理して、宝来グループを継ぐことを伝え、後日、アシスタントの尾芦一太(亜生)にもカメラマンを辞めると打ち明ける。尾芦は「僕なんかより、まず奈未ちゃんに言わないと」と言うも、自分が実家に戻ることを告げたら“俺か仕事かどっちか選べ”と言っているようだと、潤之介は奈未への報告を渋っている様子を見せた。

カメラマンの手配に失敗した和田和美(秋山ゆずき)と驚く編集部員 (C)TBS
 奈未に胸の内を明かさぬまま潤之介は、資料や機材が所狭しと置かれた作業部屋の整理を進める。しかし、ため息混じりで、どこか浮かない様子。そこに奈未から1本の電話が鳴る。編集部員の和田和美(秋山ゆずき)が手配していたカメラマンの予定が入ってしまい、急遽、潤之介に撮影の依頼が届いたのだ。

潤之介の仕事を見守る半田&麗子 (C)TBS
 「MIYAVI」存続をかけた大仕事、麗子と潤之介の初仕事、そして潤之介最後の仕事と、それぞれの想いが溢れる撮影スタジオ。腕をまくり、カメラマンとして働く潤之介は、先程とは打って変わってはつらつとした表情を浮かべていた。きっと視聴者も、見守る奈未と同じ顔をしていたのではないだろうか。このまま、カメラへの情熱をダンボールに入れてしまうのは、あまりにも惜しい。

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