小宮璃央&井上想良、“泣けるBL小説”実写ドラマで共演 出会いのシーンは「ちょっと猫をかぶるよう意識しました」

インタビュー
2022年10月20日 07:00
小宮璃央&井上想良、“泣けるBL小説”実写ドラマで共演 出会いのシーンは「ちょっと猫をかぶるよう意識しました」
小宮璃央&井上想良  クランクイン! 写真:高野広美

 俳優の小宮璃央と井上想良が、ダブル主演を務めるBLドラマ『永遠の昨日』(MBSほか/毎週木曜25時20分 ※初回のみ25時29分)が、10月20日(木)から放送スタートする。本作は、交通事故に遭い“心臓は止まっているのに生きている”という不思議な存在となった高校生・山田浩一(小宮)と、その同級生で人付き合いが苦手な秀才・青海満(井上)が織りなすラブストーリー。二人が心を通わせ、浩一が消えてしまうまでの限りある刻(とき)を見つめて懸命に生きる姿が描かれ、原作となった同名小説は「泣ける」と話題になっています。そんな本作の撮影が始まる前は、不安も大きかったという小宮と井上。演技をする上で意識したところや、撮影していて楽しかったシーンなどを聞きました。(取材・文=於ありさ/撮影=高野広美)


■お互いに不安を感じていた撮影前


ーー本作への出演が決まった時の気持ちを教えてください。

小宮:本作で3回目の主演となったのですが、主演というのは、いつでも不安なことが多いんですよね。その上、BL作品という点においても、男性同士の恋愛を自分にどう表現できるかな…とさらに不安を感じていました。

井上:僕は本作が初主演なのでうれしかったです。同じく10月20日(木)から開始する『合コンに行ったら女がいなかった話』(カンテレ、TOKYO MX)の撮影を終えた後に、『永遠の昨日』の撮影が始まったのですが、これまで最初から最後までずっと出続けるという経験もなかったので、その点は不安でした。


ーーお互いに不安を感じていたとのことですが、その気持ちを相談し合うことはあったのでしょうか?

小宮:うーん、あまり弱い部分は見せないようにしていた気がします。

井上:僕もそうですね。不安な気持ちを出してしまうと心配させてしまうと思ったし、自分にとっても周囲にとってもいい影響がないと思ったんです。だから「不安です」という正直な気持ちは、監督にしか伝えませんでした。

小宮:僕は撮影が始まる前に何度も本読みの機会を設けていただいたことで、少しずつ不安が払拭されたのも大きかったです。現場に入るころには浩一という役を自分なりに理解して、心置きなく撮影に臨めるようになりました。

井上:そうそう! 出演が決まった時が不安6割、ワクワク4割だとしたら、本読みやリハーサルを経て不安の割合はどんどん減っていきました。撮影が始まるころには「さあ、始まるぞ!」って前向きな気持ちで臨めたので、準備期間があったことは本当に感謝しています。

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於ありさ(ライター)

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