インターネット上で「誹謗中傷を受けたことがある人」1割超 侮辱罪の厳罰化を望む声は8割以上に
SNSの普及が進み、有名人への誹謗(ひぼう)中傷や、誹謗中傷によるいじめのニュースが後を絶たない昨今。2022年に総務省の誹謗中傷ホットラインが受理した連絡件数だけでも2152件にのぼる。侮辱(ぶじょく)罪に新たに懲役・禁錮、罰金が加わり、SNS上での誹謗中傷など、悪質な行為への対処がこれまで以上に厳しくなってから1年以上経つが、この問題についてユーザーはどのような意識を持っているのか。今回は、BIGLOBEが実施した「インターネット上の誹謗中傷に関する意識調査」の結果を紹介していきたい。
【写真】誹謗中傷を書き込まれたことがある? <誹謗中傷に関する意識調査の結果>
■誹謗中傷を“書き込んだ”人より“書き込まれた”人が上回る結果に
今回「BIGLOBE」が行った意識調査は、全国の20代から50代までの男女1000人を対象に、インターネット上の誹謗中傷に関する意識調査を、アンケート形式で実施したもの。
【年代別】インターネット上に誹謗中傷や悪質なコメントを書き込まれたことがあるか(対象:全国の20代から50代までの男女1000人)
まず「インターネット上に誹謗中傷や悪質なコメントを書き込まれたことがあるか」と質問したところ、「ある」と回答した人の割合は10.9%という結果に。年代別に見ると、「(書き込まれたことが)ある」と回答した人の割合が一番多いのは30代で13.6%であった。
【年代別】インターネット上に誹謗中傷や悪質なコメントを書き込んだことがあるか(対象:全国の20代から50代までの男女1000人)
反対に「インターネット上に誹謗中傷や悪質なコメントを書き込んだことがあるか」と質問したところ、「ある」と回答した人の割合は6.3%に。年代別に見ると「(書き込んだことが)ある」と回答した人の割合が一番多いのは20代で10%という結果だった。
全年代で、書き込んだ人よりも書き込まれたことがあると回答した人の割合の方が多いという結果が明らかになった。
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