映画&音楽愛がグッと深まる! 読書ニガテでもサクっと読めちゃう“イチオシ本”
家で過ごす時間が増えた今は、芸術や活字と向き合うチャンス! 今回は、これまで忙しくて、本に触れる時間が少なかった人でも読みやすく、また、身近にある映画や音楽に関したイチオシの本をピックアップしました。この機会に、知性をぐんぐん育てちゃいましょう。
【写真】サクッと読めちゃうイチオシ本
■あなたの知らない海外セレブの世界
インターネットが発達し、リアルタイムで世界中の映画やドラマ、音楽に触れられるようになりましたが、日本における「好きなハリウッド俳優」はずっとアップデートされないままと、エンターテインメントのガラパゴス化が起きています。
「Kimono」騒動で炎上したキム・カーダシアンや、「bad guy」が大ヒットしているビリー・アイリッシュ、親日家として知られるアリアナ・グランデやレディー・ガガが、一体なぜこんなにも大きな指示を集めているか。名前は分かれど、ヒットの背景や文脈は知らないという方は、意外と多いのではないでしょうか。
『アメリカン・セレブリティーズ』(スモール出版)
そんなアメリカのセレブリティたちを軸に、政治や差別、SNS、ビジネスまでまるっと解説したのが、辰巳JUNK氏による『アメリカン・セレブリティーズ』(スモール出版)です。上記に挙げた有名人に加え、ドナルド・トランプや、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピットなど、海外カルチャーに疎くても知っている面々から、アメリカのポップカルチャーを紐解きます。
ゴシップな小ネタを挟みつつ、彼女らの思想や成功理由、それを支えた環境など、目からウロコな情報が、さくっとまとまっているのが特徴。しかも、本文の下段には、文中に出てくる有名人のミニプロフィールが載ってあり、「誰だったっけな?」を即座に解決します。初めから読んでも、好きな人の章から読んでもOKな点も、読書から離れていた人には嬉しい構成です。個人的には、文中に出てくる音楽をかけながら、歌詞の意味を噛みしめるのがオススメ。1章読み終えると、セレブ沼に足を突っ込むこと間違いなしです。
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