韓国文学が今、日本でキテる! 入門にオススメな「読みやすい小説&エッセイ」3選

特集・レポート
2020年7月23日 11:00
韓国文学が今、日本でキテる! 入門にオススメな「読みやすい小説&エッセイ」3選
入門として読みやすい3冊セレクト!  写真=Nana Numoto

 ドラマや映画に続いて韓国文学もまた熱い支持を集めています。日本と同じアジア圏である韓国の文学はティーンから大人まで幅広い層に注目されています。今回はそんな韓国文学から入門として読みやすい小説・エッセイを3冊セレクトしました!(写真・文=Nana Numoto)


■フェミニズムを語る上で欠かせない一冊

『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房) 写真=Nana Numoto
 韓国文学といってまず最初に思い浮かぶのがチョ・ナムジュの『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房、訳・斎藤真理子)ではないでしょうか。世界的K-POPアーティスト・BTS(防弾少年団)のRMや少女時代のスヨンが本作に言及したこと、映画化された同名作品の上映が10月に決定していることなど話題に事欠かない作品です。

10月9日(金)公開の映画『82 年生まれ、キム・ジヨン』 (C)2020 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
 キム・ジヨンの半生と共に綴られる世の中の理不尽さや、女性ならではの苦しみにフォーカスし、フェミニズムを語る上でも欠かせない一冊となりました。本書を読むことで今まで目を向けることのなかった小さな出来事が、実は不平等の上に成り立っていたことに気付くことができます。この小説の読了後には新たな視点から世の中を見ることができるようになるでしょう。

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