ジブリにとって“魔女”はどんな存在? 『魔女宅』『ハウル』名作たちから考える

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2020年12月30日 06:30
ジブリにとって“魔女”はどんな存在? 『魔女宅』『ハウル』名作たちから考える
『魔女の宅急便』より  (C)1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

 宮崎駿が企画し、宮崎吾朗が監督を務める長編アニメーション『アーヤと魔女』が、12月30日(水)よりNHK総合にて地上波放送される。スタジオジブリで映画化された『ハウルの動く城』(2004年)の原作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズによる、魔女を主人公とした同名小説が原作となっている作品だ。(文=小野寺系)


■観客を惹きつける“魔女”の存在

 それ以外にも、ジブリから独立したスタッフたちによるスタジオポノックの第1作の企画が『メアリと魔女の花』(2017年)だったことや、テレビシリーズ『おジャ魔女どれみ』の新作映画『魔女見習いをさがして』や、ロアルド・ダール原作、アン・ハサウェイ主演の新作映画『魔女がいっぱい』が公開されていることからも分かるように、“魔女”はいまもなお観客や視聴者を惹きつける存在であり続けている。

 そして、ジブリが国民的なアニメスタジオとして、その作品が大ヒットを連発するようになったのも、『魔女の宅急便』(1989年)からだという事実が示す通り、スタジオジブリと“魔女”の関係も密接だといえよう。ここでは、そんな“魔女”が登場するジブリ作品を紹介しながら、両者のつながりをあらためて考えてみたい。

次ページ:『魔女の宅急便』の魔女は“親しみやすい”存在。世代間ギャップがユニーク

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小野寺系(ライター)

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