“猫ダンス”話題だったT-ARAって覚えてる? 今聞いてもカッコいい懐かしのK‐POPを振り返る

特集・レポート
2022年8月28日 09:00
“猫ダンス”話題だったT-ARAって覚えてる? 今聞いてもカッコいい懐かしのK‐POPを振り返る
T‐ARA(2011年撮影)  (C)Zeta Image

 第4次K-POPブームと言われている昨今、BTSをはじめ、TWICE、BLACKPINK、NCT、Stray Kidsなど、多くのK-POPグループが世界中の人々を魅了しています。実は、昔のK‐POPにも、“今聞いてもカッコいい”グループがたくさんいるんです! 今回は、日本でも“猫ダンス”が話題になったT-ARA(ティアラ)を紹介します。(文=西門香央里)


■脱退と加入を繰り返してきたT-ARA

 T-ARAは、日本でも活躍するボーイズグループ超新星(現在はSUPER NOVA)も所属していた事務所MBKエンターテイメントから、2009年7月に韓国デビューしたガールズグループ。T-ARAというグループ名には、「歌謡界の女王になって王冠(ティアラ)をつける」という意味が込められています。

 デビュー当時のメンバーは ボラム、キュリ、ソヨン、ウンジョン、ヒョミン、ジヨンの6人でしたが、脱退と加入を繰り返し、最大人数は9人ということもありました。現在はウンジョン、ヒョミン、ジヨン、キュリの4人が在籍しています。

 2009年11月にリリースした1stアルバム『Absolute First Album』のタイトル曲「Bo Peep Bo Peep」が、韓国の歌番組『KBSミュージックバンク』(2週連続1位)『SBS人気歌謡』(3週連続1位)でそれぞれ1位を獲得。猫の手の動きを取り入れたセクシーでキュートな“猫ダンス”と、一度聞いたら頭から離れなくなる中毒性の高いメロディで、「Bo Peep Bo Peep」は韓国で大流行しました。“猫ダンス”は、今でもたびたびバラエティ番組などで取り上げられ、まねされるような有名なダンスになっています。

 日本では、2011年7月5日に東京・SHIBUYA-AXにて、日本単独初ライブとなるショーケースライブを開催。無料招待制で、応募抽選による1500人の招待枠に約10万通の応募が殺到しました。それだけ、彼女たちの日本進出に期待が高まっていたということでしょう。

 そして、同年9月にシングル『Bo Peep Bo Peep』で正式に日本デビューを果たし、オリコンウィークリーシングルランキングで初登場1位を獲得。本格的に日本活動を開始したT-ARAは、コンサートなどの活動のほかに、バラエティーなどの多くの日本のテレビ番組にも出演し、精力的に活動を行ってきました。

■レトロダンスがクセになる 「Roly-Poly」

 「Bo Peep Bo Peep」の“猫ダンス”で有名になったT-ARAですが、他にもクセになっちゃう楽曲があります。それが2011年6月29日に韓国で発売されたミニアルバム『John Travolta Wanna Be』のタイトル曲の「Roly-Poly」です。

 この曲は1980年代のレトロダンスが基になっており、サウンドもメロディーもダンスも、どこか懐かしさを感じる仕上がりになっています。

 一緒に踊りたくなる独特な振り付けは、実は「Bo Peep Bo Peep」と同じ振付師ペ・ユンジョンが担当。彼女は、“ヒップダンス”で日本での人気の決定打にしたKARAの「ミスター」や、“骨盤ダンス”のEXID「Up&Down」、サスペンダーダンスのGirl's Day「Expectation」を担当。つまり、2曲共に韓国で数々のヒット曲の振り付けをした、ダンスメイカーが作り上げたダンスだったのです。

 2011年韓国で最高の売上を記録した「Roly-Poly」は、日本では2012年2月29日に3枚目のシングルとして日本語バージョンがリリースされています。

次ページ:現在のT-ARAは何してる?

1ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

イチオシ!

T-ARA

西門香央里(ライター)

K-POP

韓国

音楽

カルチャー

特集・レポート

あわせて読みたい

[ADVERTISEMENT]

Disney+dアカウント以外の申込<年間プラン>

おすすめフォト

【行きたい】今読まれている記事

【欲しい】今読まれている記事

【イチオシ】今読まれている記事