YouTuber・エミリン「目標は1番」 SNS社会を生き抜くポジティブなヒント
チャンネル登録者数160万人超えの人気YouTuber・エミリンこと大松絵美。売れない芸人からトップYouTuberに駆け上がり、現在はテレビでも活躍するなど注目を集める彼女が11月16日(月)に、エッセイ『ここは負けても死なないテーマパーク』(宝島社)を発売。今回、クランクイン!トレンドでは、本に込めた思いや、ポジティブに生きるヒントをたっぷりうかがいました。(取材・文=山田果奈映/写真=松林満美)
【写真】動画では見せない“顔” 大松絵美インタビューフォト
■秘訣は「自分の本能に従うこと」
『ここは負けても死なないテーマパーク』(宝島社)
ーー『ここは負けても死なないテーマパーク』出版おめでとうございます! 発売することに至った経緯を教えてください。
私はもともと自己肯定感が低くて、自信のない卑屈な性格だったんです。あるときからそれを変えたい! と思って“自分ルール”を試しているのですが、そのなかで、よかったものを抜粋して、いつか本で出せたらなと思っていたところ、声をかけていただきました。
ーー本に出てくる「自己肯定感を上げるルール」は、綺麗事ばかりのアドバイスではなく、とても真似しやすいと思いました。ルールを決める上で気をつけていることはありますか?
自分の本能に従うことを大事にしています。綺麗事を言っても、人間はもともとそんなに綺麗なものではないし…。例えば「ため息をつかないようにする」ことはかっこいいけど、私は「ため息くらいつかせてくれよ」と思います(笑)。ため息をついてちょっとでも楽になったらいいじゃないですか。本能に素直に生きればいいんじゃないかなと思います。
ーー本の中では、赤裸々にご自身のことをお話されています。つらい時期のことや、ご自身の気持ちの変化なども綴られていますが、不安や抵抗はありませんでしたか?
YouTubeでさらけ出しているので、深堀りすることへの抵抗はなかったですね。ファンの方から「自分に自信がない」などの相談もいただくので、「こういう考え方をしたらちょっと楽になるよ」みたいなことを伝えられたら…、と思って。それを形にできることが、素直にうれしかったです。
ーーヒカルさんや、他のYouTuberの方のエピソードも書いていらっしゃいますよね。
古川優香さん、やっぴさん、ヒカルさんなど身近な人に関しては、動画では観られない部分も書いているので、見どころでもあります。
ーーヒカルさんとの関係性も素敵です。
ヒカルさんのことは本当に尊敬しています。自己肯定感が高すぎて、私とは真逆の生き物。ヒカルさんは「自分はカリスマで、選ばれし人間だ」と本当に思っているので、素晴らしいな、そう思えたら人生楽しいだろうな、と刺激を受けています。プライベートで会うことはないのですが、最高の動画撮り友達。“ドガフレ”です(笑)。
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