YouTuber・エミリン「目標は1番」 SNS社会を生き抜くポジティブなヒント

特集・レポート
2020年11月16日 20:00

■エミリンに聞く“一歩の踏み出し方”


ーーアンチに対して正直に気持ちを綴っていることも印象的でした。“SNS社会”と呼ばれるようになり、誹謗中傷がさらに問題視されるようになっていますが、エミリンさんは心無い言葉にどう向き合っていますか?

 基本的には流すようにしていますが、それでも刺さるものに対しては、勝手にアンチ側のエピソードを考えて心を落ち着かせています。「うまくいってなくて、どうしようもない状態のときで、ここに言うしか捌け口がなかったんだ…」とか“アンチ妄想タイム”を作ったら意外に許せます。人間なので、そういうこともあるよね、って。最近はポジティブに変換しています。

ーー“暗黒の芸人時代”とも仰っている時代を経て、YouTubeを始め、現在は登録者数160万人超という人気です。心境や環境の変化を教えてください。

 芸人時代は、お客さんを目の前に舞台をやっても体感でしか反応を感じられなかったのですが、YouTubeを始めて、明確に反応がもらえるようになりました。コメントや高評価をもらえたりすること、最初はアンチも含めて反応がもらえることがうれしかったですね。

ーー周りの反応も変わりましたか?

 芸人時代に認めてもらえなかった方に、YouTuberになって認めてもらえたということはあります。当時はオーディションを受けても落ちていたのに、最近は「出てくださいませんか?」と向こうから言ってくださるので、すごく不思議な感じです。夢のようなことが起こりすぎていて…。大きい夢や非現実的なことでも、恥ずかしがらずに言ってみると、聞いてくれている人はいる、という感じがしますね。

ーー今の環境を変えたい、と思っても、勇気が出ない方もたくさんいると思います。そのような方たちに伝えたいことはありますか?


 私は最初声優になりたかったのですが、周りに反対されて、養成所を受けて受かったのに、挑戦もせず諦めちゃったんです。あれから10年経った今でも「あのとき周囲を説得していたら、今また違う未来があったのかな」って“もしも”を考えちゃう。それってもったいないですよね。

 「やったけど無理だった」ならいいけど、やらなかったらそれがずっと自分の心のつっかかりになってしまう。やらないと、後々後悔することになるというのを伝えたいです。

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